せらび
c'est la vie
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みぃ


2005年08月04日(木) 舌の根も乾かぬうちに建設的恋愛に励む

昨日の日記で、大変はらかた痛い恋愛の不始末に付いて吐露したが、そう決断した後、ワタシは久方振りにデートに出掛けた。


ひとつは(何だ、幾つもあるのかよ?)同僚のひとりで実は相当年下のオトコノコなのだけれど、何しろ彼は話していて楽しいし、ワタシと同程度に軽く遊び人であり、そして挨拶序でに抱き合ったりする度にその鷲掴みにしたくなる肉感的なカラダでワタシを悩殺する若者である。

彼と久し振りに出くわしてお喋りをしているうち、仕事の後食事に出掛ける事になった。

彼は翌日から休暇に入るので、もし良かったら郊外にある彼の両親の持つ家に彼を訪ねて遊びに来ないかと誘ってくれた。そこは幾分涼しいし、静かだから、君の調べ物なども捗るだろうとワタシを誘惑する。

それは満更悪い話では無い。そもそも数日前まで、ワタシはヴァケーションを取りたくて仕様が無かったではないか。

今週末は知人が日本から訪ねて来るので、来週にでもお邪魔するかも知れない、と答える。

そのうち話の折に、ところで今付き合っている人はいるのかと、彼が訪ねる。

まあ時折、と答えつつ、おおそういえば、明日にはひとり会う予定の男性がいるわと、ワタシは最近インターネットで知り合ったばかりの男性との初デートに付いて語る。

彼もひとりネットで知り合った女性と会おうという次第に発展した事があるのだが、それは赫々然々の次第で上手く会えなかった、とお互いのインターネット恋愛事情について話に花を咲かせる。

別れ際にまた抱きしめると、これがまた美味しそう。ぐわしっ。ああもう一寸。



という訳で、本格的デートに出掛ける。

彼は外国人だったので、少々言語に問題があるものの、自信溢れる頼もしい男性であった。

また偶然近所に住んでいる事も分かり、これは諸々都合が良いと踏む。

そういう訳でここのところ長い事ケチな同僚としか出歩いていなかった所為で、「他業者の同世代の男性」という、それなりに経済的にも安定している上、その稼いだ金を使う時間や心の余裕もあり、またそれを女に費やす手間も惜しまない男性、というのに久し振りに会ったので、ワタシは奇妙な感慨を覚える。

そうか、これが普通だったのだ。

ワタシと同世代のお年頃の男性は、大概金を持っており、デートでご馳走してくれるくらいの事は、まあ朝飯前な訳である。

この男性も多分に漏れずそれなりに家業で成功しており、しかしワタシよりみっつほど年下の所為もあるのか、今のところそれ程真剣な付き合いを求めている訳では無い様子なので、都合が良い。

何しろワタシ自身、近い将来ワタシがこの街で新たな仕事を見つけるのか、または余所の町に引っ越すのか、はたまた余所の国に移るのか、など皆目検討が付かないのだから、長期的展望に経ったプランニングというのをしろと言われても出来ないのである。

今誰かと知り合ったところで、その男にずっとこの街にいて自分と結婚して家庭を築こうなどと口説かれても、実際問題として一寸困る。


そんな訳で、その適度に熱く適度に冷めている外国人男性と、順序通りにお茶をして、散歩して、食事に出て、そしてバアの生音楽を聞きながら一寸飲んで、という様な事を一通りやって、夜半過ぎに帰宅した。

彼も西洋占星術に詳しかったので、必ずしも相性の良い星座の人では無かったけれども、しかし楽しく話が出来た。

実際一寸込んだ個人的な話なんかも飛び出して、初対面の割りに中々良い出会いであった。また出掛けても良いかも知れない。



帰宅してメールをチェックしていると、今度は別の男性からデートのお誘いが入っているではないか。

今日はまだ月の周期の終わりも終わりの時期で、本来なら新しい事を始めるに適した時期では無いのだが、しかしワタシの社交事情が少し好転して来ているので、その長続きするかどうかという点に付いては兎も角として、精々楽しもうではないかと思う。


ビバ・青春。


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