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■ あなたが正しいからではない
今朝は申命記９章を読みました。
これからいよいよ約束の地へ入るというときに
死を目の前にしたモーセの、民への説教です。
「聞きなさい。イスラエル。」と何度も
繰り返されます。
「あなたが彼らの地を所有することができるのは、
あなたが正しいからではなく、またあなたの心が
まっすぐだからでもない。」
「主があなたの先祖、アブラハム、イサク、ヤコブに
になさった誓いを果たすためである。」（５節）
モーセは荒野の旅を振り返って言います。
モーセがいない間、すぐさま金の子牛を造って
拝んだこと、
水が無いときに「主は私たちの中におられるのか、
おられないのか。」と主を試みた事、
「ああ、肉が食べたい。エジプトで、ただで魚を
食べていたことを思い出す。すいか、にら、たまねぎ、
にんにくも」と文句を言い、養っておられる方を
無視したこと。
イスラエルの姿は私たちの姿であるし、
そして、その民を神様の前に執成すモーセの姿は、
私たちの罪を執成すイエス様の姿です。
ニュースのコメント欄にお邪魔することがあります。
ユダヤ人の話をしていると、なぜか不思議と
福音を語るチャンスがよく巡って来ます。
「あなたが正しいからではなく、あなたの心が
まっすぐだからでもない」
「主があなたの先祖、アブラハム、イサク、ヤコブに
になさった誓いを果たすためである。」
「あなたがたは、わたしの証人」（イザヤ４３：１０）
と神様はイスラエルを呼びました。
世の終わりになると、神様が再び彼らをお取り扱い
くださって、民族的回心のときが来ることが
約束されています。（ロマ１１章）
彼らが立派だったからではありません。
アブラハム、イサク、ヤコブになさった誓いを
果たすためであり、
「わたしの聖なる名のための熱心による。」
（エゼ３９：２５）のです。
その神様とユダヤ人を見ていると
神様と私たちの関係もよく分かるのでは
ないでしょうか。
コメント欄では、教会に行かれている方もいて
熱くなって「ユダヤ人の役割はもう終わった！」と
言って来る方もあります。
「置き換え神学」的考えでしょうか。
でもローマ１１章の奥義があります。
神様がお約束を最後まで果たされる方であるからこそ、
私たちをも見捨てないし、見離さない神様だと
彼らが証することになるのではないでしょうか。
2024年03月14日(木)
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