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■ エステル記7章
今日も聖書そのままを書き写します。↓
王とハマンはやって来て、王妃エステルと酒を
くみかわした。
この酒宴の二日目にもまた、王はエステルに尋ねた。
「あなたは何を願っているのか。王妃エステル。
それを授けてやろう。何を望んでいるのか。王国の
半分でも、それをかなえてやろう。」
王妃エステルは答えて言った。「もしも、王さまの
許しが得られ、王さまがよろしければ、私の願いを
聞き入れて、私にいのちを与え、私の望みを
聞き入れて、私の民族にもいのちを与えてください。
私も私の民族も、売られて、根絶やしにされ、
滅ぼされることになっています。私たちが男女の奴隷と
して売られるだけなら、私は黙っていたでしょうに。
その迫害者は王の損失を償うことができないのです。」
アハシュエロス王は王妃エステルに尋ねて言った。
「そんなことをあえてしようとたくらんでいる者は、
いったいだれか。どこにいるのか。」
エステルは答えた。「その迫害する者、その敵は、
この悪いハマンです。」ハマンは王と王妃の前で、
震え上がった。
王は憤って酒宴の席を立って、宮殿の園に出て行った。
ハマンは王妃エステルに命乞いをしようとして、
居残った。王が彼にわざわいを下す決心をしたのが
わかったからである。
王が宮殿の園から酒宴の広間に戻って来ると、
エステルのいた長いすの上にハマンがひれ伏していた
ので、王は言った。「私の前で、この家の中で、王妃に
乱暴しようとするのか。」このことばが王の口から出る
やいなや、ハマンの顔はおおわれた。
そのとき、王の前にいた宦官のひとりハルボナが
言った。「ちょうど、王に良い知らせを告げた
モルデカイのために、ハマンが用意した
高さ五十キュビトの柱がハマンの家に立っています。」
すると王は命じた。「彼をそれにかけよ。」
こうしてハマンは、モルデカイのために準備しておいた
柱にかけられた。それで王の憤りはおさまった。
2023年03月21日(火)
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