A君は塾でバイトをしています。 お金ももらえてピチピチの女子高生とお知り合いになれるというオイシイ仕事です。 好きな女の人がいるA君ですが別に他の女の子が嫌いというわけではないのです。
新学期ということで新しいクラスです。 「可愛い女の子がいると一年間楽しいんだけどなぁ。」と密かに期待していたA君は多分普通です。
C子さんは以前に少しだけ教えたことのある生徒でした。 A君は久しぶりにC子さんに再会したわけですがC子さんと認識できませんでした。 とても感じが変わっていたからです。
先生に忘れられてしまったと思ったC子さんはとてもショックを受けたようでした。 ずっとうつむいておまけに見ようによっては泣いているようにも見えました。 ↑女子校なので反応が極端なのです。 ここでプレーボーイの友達のように「あまりに綺麗になっていたからわからなかったよ。」なんて歯の浮くようなことが言えるA君ではありません。 内心おろおろするだけで結局何のフォローもできませんでした。 後味の悪さが今でもA君の中に残っています。
で肝心のクラスの女の子ですが。 講師3年目のA君ですがいまだに女の子の顔はちらっとしか見れないのです。 おまけにそういうことがあったので気もそぞろでした。 はたしてクラスにかわいい女の子はいたのだろうかとあやふやな記憶を何度もたぐりよせてみるものの結局わからないA君でした。
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