たぶん非常に多くの人が苦々しく思っていることだろうけれど、 郵政民営化法案の否決から衆院の解散、反対候補の非公認、 そしてそれにとどまらず、何の実績もない人を「刺客」と称して対立候補に立てるという一連の小泉自民党の動き。 エエ加減にしてや、といいたい。 よその国のことなら芝居のようで面白いが、私たちはただ観客席に座っているだけでは済まないのだから。 自民党の党則というのは、かようにファッショなことを容認する党則なのだ。 それが一番怖い。 郵政民営化反対だから、都会暮らしのものにはあまり直接の不自由はない(ように思われる)。 でも、もっと深刻な法案の場合であっても、党内部で反対者がいて参院で否決になると、今回のように衆院を解散してまでも陣笠議員をふやすことが出来るわけだ。 こういうのが議会制民主主義なの? 気に入らない議会は壊してやり直すわけだ。 もちろんその後で国民が健全な議会を作ればいいのだが、かくも愚弄されても、なぜか怒っていない国民なのだから、あまり期待はできないのではないか。 それにまあ、なんだかわからないけれど、 世の中には政治家になりたい人が多いんだねえ。 ここ20年以上、政治的風土なんてこの国には夢のまた夢と思っていたけれど。 こんなチャンスにも公募して手をあげる人がいるんだ・・・。 そんな中でホリエモンなんかはまだいいほうかも。 でもあの人の場合は、何事も自分のため、という気配を感じる。 チャレンジングが楽しいんじゃないかな。 困ったことだよねえ・・・。
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