書泉シランデの日記

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声楽〜ミシン
2005年08月10日(水)

本当に久しぶりに声楽のレッスンに行き、いい気分転換をした。キャンセルしないでよかった。

初心者もプロも同じ曲を歌うというのは声楽だけではないかと思う。そりゃ、エッシェンバッハがひいたソナチネもあるし、パールマンがひくザイツやアコーライもあるわけだが、それらは基本的に初心者のお稽古のためにひいてくれているのであって、自分の芸のためにやっているわけではない。ところが、声楽は初心者でもイタリア古典歌曲なんていうテキストを使い、ブルゾンやバルトリでもそれを吹き込んでいるし、コンサートでもちゃんと歌う。どこの世界にコンサートでソナチネをひくピアニストがいようか。

ただし、お手本がうますぎると、どうやってもフレージングで真似ができない。テンポにしたって、そんなにゆっくりじゃ息が持たないよ〜である。総じて速いよりはゆっくりのほうが易しいのが相場だが、声楽はそうもいかないようで・・・。

そうもいかないといえば、音程。ヴァイオリンだと絶対そうもいかないでは許されない音程が、声楽はプロでも相当許されてしまう。そんなこと、うるさくいうのは野暮だという雰囲気すらあるみたい。よほどハズれれば別なんだろうけれど、私には優しい世界である。

気分転換のあとは勉強、といきたかった。いければ悔いのない一日。ところが頭を使う仕事はどうもうまくいかず、眠気を誘発するだけ。バーゲンで買ったズボンの裾つめ×3をしたのが今日の成果かも。新しいミシン欲しい。欲しいけど、裾つめくらいにしか使わないのも事実。ミシンっていくらぐらいのものなんだろう?



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