書泉シランデの日記

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人も普通にしよう
2005年08月09日(火)

出来るだけ普通の暮らしをしようと、今日は職場に出かけた。この時期、毎日行かなくても許される仕事なので、その点は相当助かる。この騒動がもう少し前に始まっていたら、犬も人もかなりこたえたのではあるまいか。

出掛けに○ンチ介助をした。息子もなかなかよく手伝ってくれる。この経験が何十年後かに我々の介護をするときに役立ちますように。

今日も老犬はささみを食べ、トーストをちょっと食べ、サツマイモや納豆はかたくなに拒否する。湯葉もダメだった。ナマイキである。しかし、かなり危ういものの立って1〜2メートルは歩けるまでになった。水など枕元?にあるのに、いつもの水のみ場まで足を運びたいらしい(あるいはそうプログラムされている)。しょうがないので途中から抱いて運ぶ。

ほんとにまあ、薬って難しい・・・○ンチとて100点ではないが、薬をやめてから週末よりは改善されている。食混投与のものは今の状態で飲ませにくいこともあって、降圧剤を1種類飲ませているだけである。相変わらず「自然」に対する複雑な思いは消えないけれど、ご近所の長年の犬友達に打ち明けたところ「極楽行くのにおなか減ってたらかわいそうじゃないの!」と至極素朴に、理屈なんぞ超越された形で背中を押された。

実はこんな老犬をネタにした日記など書くのには若干抵抗があるのだが、現時点で、我家の「普通」を遂行しようと思っても、まず老犬の用事をすませてから、となってしまう。

少なくとも老犬のためにこちらの用事を取りやめることはやめようと思い(昭和天皇のときは世間大変だったねえ)、今日はそれぞれ出かけ(夕方速攻で帰ってくるけど)、これからの予定も、ドタキャンあるかもしれんけど、と断りながら約束している。原稿を頼まれているところには、進捗状況のご報告として、一行老犬のことを盛り込んだ。いざとなれば、ここで飼い主に恩返しをしてくれるはず?



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