昼寝をしていたら電話。 「もしもし、私○○大学救急救命センターの」 ここまで聞いたら、頭高速回転。 ○○大学救命センター?夫か?息子か? 場所どこだっけ? 「××と申しますが、●●高校の・・・」 なんだよ、高校の同窓会かあ。 かわいそうに、高圧的な同窓会のオババの魔手にかかったお医者くんであった。きっと医大の先輩後輩関係もからんだのだろう。 私の高校は共学なのだが、男子が多く、男女クラスと男子クラスになっていて、このお医者くんは3年間女っ気なしで過ごした人だった。だから顔も名前も知らない。知らないけれど、ほのかな訛りに懐かしさと人の良さを感じた。 さすがに私はここでお医者くんの願いを拒めるほど身勝手ではない。私の遊び相手の半分は高校の友達なのだ。なに、メーリングリストを作りたいとな、そのくらいなら協力してあげよう、とOKした。 でもさあ、名乗りに「もしもし、私○○大学救急救命センターの」は迷惑だっつうの。 そういったら、お医者くん曰く「即切られたこともあるんです 、オレオレ詐欺と間違えられるんです」。 私はオレオレ詐欺とは思わなかった。 っていうことは、私はひっかかるっていうことだよね。
|