書泉シランデの日記

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コゲラに遭遇
2005年03月02日(水)

職場からの帰り道、林の脇でコゲラを見かけた。
鳴き声♪も聞かせてもらった。長く尾を引くティーッツという声。
木をつつく音も聞かせてくれたら、もっとうれしかった。←欲をいってはいけません。

大昔、林でキャンプをすると、明け方、キツツキの木をつつく音がうるさくて目が覚めた。コゲラでもそこそこうるさいのだろうか、と、ネットでチェックしたら、電動ホチキスのようだった。

キツツキは蘇我馬子にやられた物部守屋の生まれ変わりだという話がある。守屋は廃仏派だったから、死んでキツツキになってもなおお寺の伽藍をつつくんだとか。いじましい話じゃありませんか。もっとも山奥の名刹はキツツキの害で大変らしいけれど。

自然に対する解像度のある目が必要、草木や生き物の名を覚えるのが第一歩」ということを述べたエッセイを、数年前に出版社のPR誌で読んだことがある。確かにたかがオオイヌノフグリやヤハズソウでも名前を覚えると、とたんにイッチョマエになる。私の場合は、子どもが幼いときの外遊びのつきあいで、名前を覚えることができた。福音館の 『夏の虫夏の草』 だったっけな?とてもいい手引きだった。

田舎で育ちながら、子どものとき殆ど外遊びに無縁の子だった私は、大人になって身近な自然を取り戻せて結構うれしいんだけれどね・・・。実際、ツバメと雀くらいしか知らなかった。あとはニワトリか。そうそう、鉄砲を撃つ人がお歳暮にくれたりしていた山鳥(の死骸)はよく知っている。帽子の飾りに山鳥の羽がついていたりすると、台所に転がっていた、冷たくて重い山鳥を思い出す。(山鳥の肉団子とか食べました。)



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