ファッション業界の流行色は毎年、なんとか会議で決まった色を使うそうだが、製菓業界にもそれがあるのだろうか、と我家の昼時の話題になった。 たとえば、最近はロールケーキ。とりわけ中にフルーツを巻き込んだもの。それとこのお正月にあちこちで新製品として見かけたのがガレット・ロワだっけ?フランスの新年菓子で、中にコイン(とか陶製の人形)が入っていて、それに当たった人はラッキーというケーキ。 逆に、なくなりはしないものの、第一線をひいたように思われるのが、シフォンケーキ、クイニーアマン、シナモンロール、ティラミス。 お菓子も目新しくないとダメなのかしら。横並びでいっせいに手がけないと売れないのかしら。我家の結論では、きっと製菓組合が新レシピ講習会をはなばなしくやるに違いないということになった。(その後、ちょっと業界紙のHPを見たら、アテネオリンピックを意識して、ギリシア風パン数種類のレシピとその売り方が紹介してあった!となると、今年辺りからワールドカップを意識してドイツもの?) 定番になって生き残っている王者はアップルパイにショートケーキ、シュークリーム。この辺は私が子どものときからある。高校生大学生の頃チーズケーキがはやり出したような気がする。これも定番になっている。ミルフィーユなんかはその頃からだろうか。洋菓子変遷史なんていう連載記事をどこかの雑誌で企画してくれないものか。 それにつけても、とらやの羊羹はえらいなあ、と思うばかり。お菓子の王様ですよ、ミカド?スメラミコト?
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