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■ F1開幕戦バーレーングランプリ(予選)
2006年03月11日(土)
いよいよ開幕しましたね〜2006年F1シーズン!
今年からF1の予選方式は大幅に変更され、昨年までの1ラップアタック方式ではなく、史上初の“ノックアウト方式”による予選となりました。そのルールは、まずは全車が自由にコースインして最初の15分間で6台が足切りされ17〜22番グリッドが確定、5分間のインターバルの後、次の15分間でさらに6台が足切りされ11〜16番グリッドが確定、残った10台はそれまでのタイムをクリアされ、最後の20分間のセッションで上位10グリッドを争うという方式。
詳しいことはF1レポートで改めて書くことにしますが、F1レポートではおそらく我らがスーパーアグリ・ホンダのことを書けないでしょうから、ここで書くことにしましょう。4年落ちの旧アロウズA23をベースに開発された数戦だけの即席マシンSA05でデビュー戦に臨んだスーパーアグリの佐藤琢磨と井出有治は、案の定最初のセッションで足切りされてしまいました。タイムは琢磨が1分27秒411、井出くんが1分40秒270でいずれも最下位。ただし、優勝候補のキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)が第1セッション終了間際に大クラッシュを演じてノータイムとなったため、グリッドではライコネンが最後尾スタートとなります。
琢磨のタイムは当面のライバルであるミッドランド・トヨタのティアゴ・モンテイロのタイムから約1.5秒遅れ。即席で持ち込んだマシンで早くもここまでのタイムが出せるほどのマシンに仕上げてきたスーパーアグリは、奇跡に近いですね。そもそもこの短期間では、開幕戦にマシンを持ち込むことさえ無理だろうと言われていたぐらいですからねえ。明日の決勝では、特に結果を気にすることなく、しっかりとマシンテストの続きをするつもりで、また井出くんはF1マシンとレースの感覚を掴むことを最優先にして、気楽にやってくれればいいかなと思います。
くれぐれもマシンだけは壊さないようにして欲しいものです。何せ現状ではマシンはレースカー2台とスペアカー1台の計3台しかなく、しかもチームは貧乏ですから、1台失っただけで大損害ですからねえ。
さて、その他の結果です。ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が久々にポールポジションを獲得して、ついに故アイルトン・セナの持つ最多ポールポジション獲得回数65回に並び、いよいよ残された最後のF1歴代記録総なめに大手をかけました。1つぐらいセナの名前を残しておいて欲しかった気もしますが、歴史的瞬間まで、あと1つとなりましたね。
そして今年からフェラーリのセカンドシートを獲得したフェリペ・マッサも2位につけ、何とフェラーリは開幕戦からフロントロー独占!昨年の屈辱的な王座陥落の汚名を返上するために、そして王座奪還に闘志を燃やすフェラーリが、やはりここ一番というところできっちり結果を残しますね。さすがです。
その後オフシーズンのテストから好調だったホンダのジェンソン・バトン、ディフェンディングチャンピオンとなったフェルナンド・アロンソ(ルノー)、ファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)、ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)と続きます。
ところで、今シーズンは開幕3戦で初勝利を挙げると言い切っていたトヨタ勢ですが、何と予選では第2セッションで脱落してしまうと言う意外な結果に。ヤルノ・トゥルーリは14番手、そして何とラルフ・シューマッハは旧ミナルディのトロ・ロッソの2台にも後れをとって17番手!どうやら今年からスイッチしたブリヂストンタイヤとのマッチングに問題があるようですね。明日の追い上げに期待しましょう。
そうそう、ライコネンの最後尾からの追い上げも注目ですね!
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