Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 老人会の井戸端会議
2004年06月16日(水)

 このところ毒吐き・長文が続いていたので、今日は趣向を変えて、僕が町で見かけた心温まるエピソードを、顔文字を交えてご紹介したいと思います。

 僕の家の近くに、小さな神社があります。その神社の脇には小さな公民館があり、時々老人会の集会が行われています。ある日僕が公民館の前を通りかかると、数人のかなり高齢のおばあちゃんたちが、公民館の前で井戸端会議を楽しんでいました。

「今日は『鬼平犯科帳』の日なんだけども、孫が帰ってくるから見られなくてねえ。」
「あれあれそうかね、でも孫が帰ってくるんなら、ハルさんも嬉しいでしょう。」
「そりゃ嬉しいよ、久しぶりだからねえ。」
「それなら、『鬼平犯科帳』が見られなくてもいいじゃないの。」

  (⌒_⌒)

「大丈夫、『鬼平犯科帳』は後で見られるように、ビデオに録画するからねえ。」
「おやおやハルさん、『ビデオ』なんて難しい言葉、よく知ってるねえ。」
「そんなの簡単だよ、『ヒデオに点々』って覚えればいいんだよ。」

!Σ( ̄□ ̄;)

そこへ、1人のおじいさんが会話に加わってきます。
「ヒデオって誰だい?ハルさんのいい人かえ?ひゃっひゃっひゃっひゃ!」

!Σ( ̄□ ̄;)

「ひゃっひゃっひゃっひゃ!やだよぉタケさんったら!」
「ハルさんは『ビデオ』のことを、『ヒデオに点々』って覚えてるんだってさあ。」
「おお、そうかねそうかね、『ヒデオに点々』かね。それで、ヒデオって誰だい?」


!Σ( ̄□ ̄;)


公民館の入口にある黒板をよく見ると、その老人会の名前が書かれていました。
その老人会の名は…………「枯れ葉の会」。


!Σ( ̄□ ̄;)


……自ら「枯れ葉」て……寂し〜ッ!


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