Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 雨男再び
2004年04月19日(月)

 昨日まであんなに晴れ渡っていたのに……今日も昼間ぱらっとは来たけどそれなりにいい天気だったのに……なぜ夜になり、僕が仕事場から自宅まで歩いて帰るまでのほんの数分間だけ、狂ったようなどしゃ降りになるのだろう。確かに夕方頃から雨は降り出してきた。しかしそれでも、傘を差して歩けば服も濡れない程度の雨足だった。それなのに!なぜ僕が仕事場のMacをとじ、仕事場のドアを開けて外に出た途端、「待っていました!」とばかりに黒澤映画並みの大雨が降り出すのだろう。

 今日は夜の10時頃に仕事を終え、仕事場のベランダから雨足を確認して、今なら帰れると確信して外に出たのに、外に出た途端急にどしゃ降りになって荒々しい雨が地面を打ち付けていました。地面に打ち付けられた雨は細かい雫となって跳ね返り、まるで霧が地面から発生しているかのような光景でした。おかげで僕は仕事場のあるビルの入口から一歩も出ることができずにしばらく雨宿りをする羽目になってしまいました。それならもう一度仕事場に戻ればいいじゃないかといわれそうですが、僕は仕事が終わったらさっさと自分の家に帰りたいたちで、仕事が終わって一度仕事場の外へ出たら、再び仕事場に戻りたくないのですよ。

 しばらく経っても雨は弱まる気配がないので、しかたがないので土砂降りの中傘を差し、自宅へと歩き始めることにしました。高さのあるブーツを履いているのにジーパンの裾は思いっきり濡れ、ジーパンの外に出しているYシャツの裾も思いっきり濡れ、僕は途中途中退避できる場所で立ち止まりながら、騙し騙しわずか数百メートルの距離を進みました。信号のあるところでは屋根のあるところに下がって、信号が青に変わるのを待ちました。そうやって苦労してびしょ濡れになりながら帰ってきたというのに、僕が自宅アパートに着いて傘を閉じた途端、空は「ちぇ!もう着きやがったのか!」と言わんばかりに雨足を弱めたのです。

 こういうことは今までにもよくありました。それまで雨が降っていなかったのに、僕が帰るときだけ雨が降り出して、自宅に着いた途端星空が広がり、お月様まで顔を出したこともあります。オレは映画の特殊効果のキッカケかい!確かに、僕は雨は嫌いではない!中途半端な曇りは嫌いだが、窓から眺める雨の景色、雨の中のドライブはどこか幻想的で好きだ!しかし!しかし!僕をいじめる意地悪な雨は嫌いだ〜〜〜〜!


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加