Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 今クールのドラマを斬る(その1)
2003年11月24日(月)

 今日は祝日でしたが、夜遅くまで仕事でした。で、帰ってきてからは何もやる気が起きなかったので溜まっていたドラマのビデオを見ました。今クール僕が見ているドラマは、「あなたの隣に誰かいる」「ライオン先生」「ヤンキー母校に帰る」「末っ子長男姉3人」「恋文」「トリック」「明日天気になあれ」「白い巨塔」「ハコイリムスメ」……うーむ、けっこう見てるなあ。

 ユースケ・サンタマリア主演の「あなたの隣に誰かいる」は、サンタマリア嫌いのJAJAさんはたぶん絶対見ていないと思いますが、今回はサンタマリアがシリアスな役で出ており、その愛妻はかつて浮気をしたことがあり、さらにその浮気相手を殺してしまったという過去を持ち、彼ら家族が引っ越してきた街も何やら怪しい雰囲気で不可解な出来事ばかり起こるというミステリータッチのドラマ。殺したはずの浮気相手に瓜二つの男が隣の家に住んでいたり、精神的に少し病んでいる妻が家の中で子供の幽霊を見たりと、それなりにゾクッとする場面もあり面白いのですが、今のところ何がしたいのかははっきりわかりません。ノリ的には「世にも奇妙な物語」的な不条理さも感じられますが、一体この後どうなっていくのだろうという期待を胸に、ついつい毎回見てしまいます。

 竹中直人がハゲを隠すためにカツラをつけて教鞭を奮う教師を演じる「ライオン先生」は、典型的な生徒たちに希望を持ち続ける熱血教師が現代の退廃した学校教育と崩壊した授業の中で苦悩する様を描いていますが、さすがは竹中直人、相変わらず独特のコミカルな演技で盛り上げつつ熱く演じ、どっぷりとシリアスになってしまいがちな設定の中に可笑しさを巧みに交えていて面白いですね。

 「ヤンキー母校に帰る」は北海道余市に実在する不登校生徒や問題児ばかりを引き受ける全寮制の学校の話で、この学校の卒業生である元ヤンキーの竹ノ内豊が教師として赴任するというもの。こちらも熱血教師ものではありますが、受け持っている生徒が全員問題児だけに「ライオン先生」に比べてもかなり問題が多く、最初は竹ノ内に反発していた生徒たちが、この後どのように心を開いていくかが見物です。このドラマはある意味、学級が崩壊しさじを投げてしまった教職員の皆様にも見ていただきたいですねえ。ま、現実の教育の場ではドラマのようにすんなりとは行かないと思いますけどね。

 「末っ子長男姉3人」は深津絵里とV6(だったよな)の岡田准一が夫婦で、岡田の家で彼の母と同居で暮らすことになったのだが、岡田の3人の姉が相次いで帰ってきてしまい、深津絵里はその3人の姉に振り回されててんてこ舞いというお話。しかしこの深津絵里の演技が何だか妙にブリブリしていて気持ち悪い。さらに長女の賀来千香子はダンナが浮気して帰ってきているせいかやたらとキーキー怒鳴り小うるさいのが見ていてかなり辛い。僕が昔から好きだった原田知世は、最近「ブレンディ」や「ハイシーホワイト2」のCMでしか見かけなかったのが、このドラマでは帰国子女のやり手キャリアウーマン役で登場しているので捨てがたいが、このドラマは見ていて疲れるので、見るのを断念することにしました。

(続いちゃったりします)


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加