Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「リーグ・オブ・レジェンド」を観る
2003年11月17日(月)

●「FORMULA1」のトップイメージを変更しました。

 ショーン・コネリー主演のアドベンチャー映画「リーグ・オブ・レジェンド」を観てきました。ショーン・コネリー演ずる冒険家アラン・クォーターメイン(ソロモンの秘宝)を始めとし、ネモ船長(海底二万里)、トム・ソーヤー(トム・ソーヤーの冒険)、吸血鬼ミナ・ハンター(吸血鬼ドラキュラ)、透明人間ロドリー・スキナー(透明人間)、不死身の男ドリアン・グレイ(ドリアン・グレイの肖像)、ジキルとハイド(ジキルとハイド)、それにもう一人犯罪界のナポレオンと呼ばれているある人物(名探偵シャーロック・ホームズ)といった、時空を越えた伝説的な登場人物が一堂に会して世界の危機を救うという壮大なストーリー、キャッチコピー通り「誰1人ただ者じゃない」連中が繰り広げるアクションが見物です。

 時は19世紀末、世界を恐怖のどん底に陥れようとする謎の組織に対抗するため、イギリス政府の要人が冒険家クォーターメインの元を訪れる。その後各地から伝説的なヒーローを見つけだし、彼らはチームとなって悪と対峙するというストーリーなのですが、SFの先駆者として名高いジュール・ヴェルヌの世界を彷彿とさせる、当時はまだ存在していなかったはずのどえらいゴシック調の自動車や、ヴェルヌ自身の作品である「海底二万里」に登場する、ネモ船長操るノーチラス号のスケールのでかさがとにかく印象に残った作品でした。特にノーチラス号は、現代の科学でも不可能と思われる独創的な形状と規模の大きさにまず圧倒されますね。
 ストーリー自体は悪の組織に立ち向かう伝説的チームの活躍を描くという大味でありがちではありますが、とにかく全員が何かしら特殊能力を持っているのでそのあたりの発想は面白いですね。あとはCGを駆使した映像効果が迫力あるので、この作品はテレビやビデオではなく、娯楽として是非とも映画館で堪能して欲しい作品です。

 ところで、ノーチラス号を所有するネモ船長と大冒険を繰り広げた冒険家クォーターメインは別として、トム・ソーヤーって、子供の大冒険だったような気が……。それに、いくら様々な冒険を繰り広げてきたからといって、世界を救うために冒険家に運命をゆだねるというのは、ちょっと無理があるような気もしないでもありませんねえ……。「ドラゴンクエスト」じゃないんだから……。

 ちなみにかつて社会現象までに発展した「ドラクエ」は、悪によって支配された世界を救うため、「勇者」と呼ばれる1人の王子(子供)が立ち上がり、各国が軍勢を集めてくれるわけでもなく、仲のよい王子と王女のたった3人だけで世界を救うというもの凄いお話です。しかも幼い王子、王女が直々に単身でというのがすごい!現在で例えるなら、規模は小さいですが、若きイギリスのウィリアム王子がたった1人でフセインやイラク軍と戦うようなものです。そして手下のビンラディンが行く手を阻み……(以下自粛)。


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