Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 書くことの苦しみ
2003年04月11日(金)

 昨日は「物語を書くことは面白い」という話をしましたが、「文章を書くこと」の全てが面白いというわけではない。実は僕は昔から「読書感想文」というものが大嫌いでした。読書感想文に限らず、何かに対しての感想を書かされるのはとても苦手なのです。あと、エッセイも嫌いです。ですからこのVoiceやF1レポートは、「文章を書く」という作業の中では、どちらかというと苦手な部類に入ります。
 もちろん感想文にしてもエッセイにしても、自分が書きたいことがあって書く場合は当然自然に筆が進むわけで全然苦にならないのですが、何もないところから無理矢理絞り出そうと思うと、なかなか出てこないので苦しいです。

 仕事柄雑誌のコラムなどで原稿の依頼をたまに受けることがあるのですが、ある一つのテーマに沿って限られた文章量の中で何かを書かなくてはならないというのは、まあ興味のあることに対しての文章ならともかく、まったく興味のないことに対しても感想やエッセイは、本当に毎回頭を悩ませながら書いています。なので物語を書くのと比べると、同じ文章量でも書くスピードは格段に下がってしまいます。
 それにしても最近は「原稿用紙を買う」ということが全くなくなってしまいました。昔は400字詰め原稿用紙を買ってきて万年筆でサラサラと原稿を書き、できあがったらその分厚い原稿を綴じて郵送していたのですが、そのうちワードプロセッサーを使うようになると、万年筆を使うことがなくなり、キーボードで文章を打ち、できあがった原稿をプリントアウトして郵送するようになりました。その後Macに切り替わりインターネットが普及すると、原稿ができあがったらプリントアウトスラせずに、そのままEメールに添付して転送するようになったため、紙を使うことがなくなりました。

 ワープロやパソコンでの執筆作業の利点は、何と言っても推敲が格段に楽になったことですね。誤字の修正などは、昔はホワイト修正液で消して乾くのを待ってから書き直したり、一文を削除したり挿入したりする場合などは、その部分をもう一度書き直したりしていましたからねえ。今では誤字の部分だけを選択して打ち直し、文章の挿入もコピー&ペーストでカンタンにできるようになりました。便利な世の中になったものです。
 ただし、手軽に修正ができて、それを手軽に送ることができるようになると、その分修正の量が増えてしまうのが難点ですね。すぐに直せるからぎりぎりになって細かい直しは入るし、メールで送れるから「1時間ぐらいで送って下さい」とタイトなスケジュールを組まれるし……。原稿用紙で書いていた頃は、時間はかかったけど、その分色々と考えを巡らせながら、気持ちにゆとりを持っ文章を書いていたような気がします。


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