アイゾウ

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2021年06月23日(水)
スチール。5



プラトニックな食事を終え
一緒にトイレに向かう途中、
人目が無いことに気づいた
私はサラくんのジャケットを
引っ張って言った。


「ハグして」


それは自分でも驚くほど
小さい声で、自信が無いのが
バレバレだった。
こんなのダメかもしれない。
でも今夜私はサラくんに抱き
しめて欲しかった。


「片手でごめんね」


耳元で出された声はとても
優しかった。私の背中には
温かい手が添えられていて、
もう片方の手には確かカバンを
持っていたことを思い出した。
片手でも両手でもそんなのは
どうでもいい。
願いが叶って私は嬉しかった。


視界の端に、そのカバンが
置かれるのが見えた。


「勃ってきちゃった」


サラくんはいたずらっぽく言うと
私の手を彼のアソコヘあてがった。
それはハッとするほどに熱く硬く、
私は混乱し恥ずかしくなって顔を
伏せた。そしてこの一瞬で立場に
差がついたのが分かった。


「つねって欲しいの?」


完全に上からそう言われ、
私はさっきよりももっと小さい
声で、はい、と返事をした。
身体を壁に押し付けられ、
熱いものを感じながら、
何度も肉をつねられる。
息が苦しくてあごが上がり、
何か怖くって身体が震えた。


「痛い、痛いです」


後で思い出しても頭がクラクラ
するほどに、それはとても
気持ちの良い時間だった。



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