アイゾウ

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2019年11月18日(月)
一手。3



このお店はそれなりの
スペースがあって隣の
テーブルとも距離があった。
高めの背もたれはささやかな
壁の役割もしてくれてたけど
個室までにはなれなくて。
限られた状況でのすれすれの
攻防は、アルコールよりも
よく酔えた。


私の右手を包んでた手は
髪を腕を太ももを順に触れ
スカートの中に入ってくる。
大きめのテーブルナプキンが
ほとんどを隠してくれて
いたけれど完全じゃないのは
明らかでスリリングだった。


私はびくびくしながら
自由になった右手を動かし
サラくんの太ももを撫で
ズボンのポケットを目指す。
断りもせず手を滑り込ませ
中から彼を擦る。
もっと進みたいのに手首
までしか入らないここは
すぐにつまらなく思え
手を抜き出して下着の
ラインをなぞることにした。


数ミリの段差をなぞりつつ
ここはポケットでしょ
こっちがパンツ?
などとおよそ正気じゃない
発言を繰り返す。
それはそれは非日常的な
時間だった。



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