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夕暮れをとうに過ぎた頃、 サラくんはやって来た。 乾杯して食べて飲んで。 当たり障りのない話をし それでも私なりに今までより 自分の趣味嗜好を話し、 解放するように努めていた。 今夜中に彼と崩れることは ないけれど、なんとなく 時間が惜しくて焦っていた。 L字に座る私たちの間には ほんの少しだけ距離があって。 埋めたくても埋められず 自然なきっかけも見つけられず ほとほと困ってきた頃、 サラくんの方からこちらへ 寄ってきてくれた。 あ、嬉しい そう強く思ったのは 同時に私の右手が彼の手に 包まれたからだった。 |