アイゾウ

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2018年05月29日(火)
つり橋。6



「僕のことは、さえさんの
 都合のいいようにして
 くれてかまわないから。」


私たちの関係を再確認できる
夢のような言葉を聞いて、
私は彼に寄りかかり、ほんの
唇だけが重なるキスをした。
はっと身を引くもこの狭い
場所では限りがあり、今度は
彼がこちらへ寄ってきた。
さっきまで繋いでいた左手が
スカートの中に入ってきて
ストッキング越しに体温を
感じる。右手は私の腰を撫で
左肩に冷たい感触。
多分、舐められてる。
声を出せない代わりに細かい
呼吸を何度もして、過呼吸
みたいにしびれてくる。


小さくスタンプを押すように
ちろっと舐めては引き上げる
粘膜の動きがもどかしくて
どきどきして声が漏れてしまった。
甘いセリフが聞こえてまた酔う。
閉じたままの太ももの間を
無理に割ることもなく、でも
ずっとそこにいる左手の
せいで、あそこは濡れていた。
ゆっくりと焦らされて
私は確実に落ちた。


こういうことを期待して
いなかったと言えば嘘になる。
何のためにこのお店のこの席に
したのか。何のために彼に
会う約束をしたのか。
閉店です、と言われるまで
私はずっと彼に酔い続けた。



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