MAIL LaH OLD INDEX NEW |
施術師は少し驚いた様子で、でも すぐに、いいですよ、と言ってくれた。 女の人と一緒に寝ると たっちゃうからごめんね。 そんなことまで言ってくれた。 確かにお尻のあたりにあたるそれは 上を向いているのがよく分かった。 なでるのは大丈夫? 大丈夫です。 短い会話の後に、またさっきまでと 同じように全身をなでられる。 犬や猫になったかのような気分で、 目を閉じてそれを受け続ける。 気分がいい。 寝てしまいそうな心地よさの中、 また足の間に施術師のひざが 入ってこようとして目が覚める。 びくっとしたけど、もうこれ以上 言わないでいるのも面倒になって、 正直に言った。 あの、今日、生理なんです!! 何日目で、とは言わなかった。 施術師から聞かれることもなかった。 何日目だってそれはそれで、 過剰な期待はしたくなかったから。 事前に言っておいて、流れるのも 嫌だったし、逆にドタキャンに なるのも嫌だった。 とりあえず予定通り会いたかった。 会ってからその場の状況で進めば いいや、と思っていた。 できてもできなくても。 してもしなくても。 相手の予定を狂わせるのも 仕事の休みを振り変えるのも面倒。 だから言わないでいた。 実際3日目の身体は、垂れるでもなく でも、赤いものは赤い。 吐いてしまったあとは、堂々と バスタオルをひいた。 まだ汚していないシーツを見て 少し安心し、抱きしめてもらう。 言う前よりも、もっともっと 優しいタッチでまたなでられる。 それ以外は何も変わらない彼に 感謝した。 |