スカパーでライフの番組がはじまったようですが、 みられない角度に住んでいるあたしにはどこかの国の御伽噺です。
ああ、太陽にむかって住みてー!!
……亮司風にお送りしてみました。 うち、東向きなんだよ。
ということで、今日は世田谷パブリックシアターに、 『クラウディアからの手紙』を見に行きました。 リコン弁護士ですてきな駱駝だった(?)佐々木蔵之介をみたいっ!というしごく単純な理由でいったんだけど、 もう斉藤由貴さんのクラウディアに二部の途中から泣かされっぱなし。 息つくヒマナク、号泣です。 泣かないあたしがめずらしいっすなー。(恥ずかしい…)
あらすじ: 第二次世界大戦後朝鮮に残っていた蜂谷はある日ソ連に捉えられ、日本のスパイということで拘留される。 それから52年、他の拘留された日本人たちが日本に帰る中、スパイのレッテルを貼られた彼は国からでることはかなわなかった。 強制収容所とソ連を生き抜く彼の糧になったのは、 自分は悪いことはしてないという思いと、日本人である誇り、 日本に帰って妻と子供に会いたいという思い、 そして37年もの間自分をかばい、愛してくれたクラウディアというロシア人の妻の存在だった。 ペレストロイカ、ソ連の崩壊、そしてKGBのいなくなった中、 蜂谷は日本に帰ることが出来る。 妻久子も再婚もせず、彼の帰りを待っていたことも知る。 しかし身寄りのないクラウディアを残して日本に帰ることはためらう蜂谷に彼女はきっぱりと言う。 「他人の不幸の上に自分のしあわせをきずくことはできない。あなたは日本に帰って欲しい」
聞いただけで泣けてくるでしょ?(泣くなよ、るなふ) クラウディアは明るいんですよ。もう。 彼は語らないけど、日本を恋しく思って、 妻と子を愛していることを知って、 「絶対帰ってもらわなくては」 ってずっと思っているの。 ク「あなたはなにかあったときのために元気でいなきゃ!だからヤギ飼ったの!ヤギの乳を飲んでっ」 ヤギに扮した5人ほどの黒服の男性がめえめえ言いながら登場。 一人がコップに乳をいれたものを持ってて、蜂谷にさしだす。 蜂「(飲む)…だめ」 ク「え?」 蜂「飲んでみなよ」 ク「(飲む)……牛にするわっ。ごめんね。うちは貧乏だからあなたたちを売らなきゃ、牛を飼えないのっ」 ヤギたち「めええ^^^^^(泣)」 とかいいつつ生活をやりくりするの。 かわいくて明るい。そしてけなげ。
蜂谷が久子さんと娘の元にいきたいんだけど、クラウディアを棄てられなくて死にそうに悩んでいるのをしって、ハバロフスクの領事館に訴えに行くところも圧巻でした。 自分の心をつたえた手紙を領事官に、 「あなたが読んでください」 と言われて読む手紙の真摯なひとをおもいやる言葉にむねがつまる。
彼女はひとに愛される人生でなく、 人を愛する人生を選んだんだ。 ひとを本気で愛した記憶ひとつでひとは一生をまっとうできるんだ。 蜂谷はその思いにこたえるべく、日本に帰るんだ。 日本は恋しかった、妻子は恋しかった、でもそれ以上にクラウディアが願ってくれた自分の老い先の短い幸福な人生をまっとうするために帰ったんだ。 そして日本で蜂谷を待ち続けた久子も、クラウディアの大きな愛をもらっていることを知っている。 ふたりは2003年にクラウディアに再会する。 三人の間には嫉妬もかなしみもない。 人を大切に思うこと、 そしてそれを受け止めること、 その大切さを心にしまって人に与えることを知っている人たちの美しい物語だった。
戦争はつらいことだけど、その中でも人は光をみいだすことができたんだと思うとほんの少しの希望がみえる。 それは人を愛し、信じる心にやどる。 そういう舞台だったと思う。
余談: ★斉藤直樹さん あたしは好きな感じの役者さんかなー。(かなって)次の彼の舞台をみてみたいと思います。 ★久松さん あたしはジテキン以来です。久しぶりです!悪い感じの役素敵でしたー。 ★振り付けが渥美さんだった。そ、そうなの?OZと違うなあとか思ったんだけど、そうなんだ。
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