会社の同僚に借りた「容疑者Xの献身」を読書。 東野先生はファムファータルの出現を待っている男の方なのではないかと思うわ、あたし。(コラ)
えーと。相当ネタバレなのでシロ。 東野先生なので『容疑者』や『犯罪者』がそのままストレートに悪ということはなくて、 殺さざるを得ない人々が殺してしまったために、その人を愛している隣人が罪をかぶるために罪を犯すというねじれた数式のような物語。 現実的にみたら、常識的にみたら間違っているのだろうけど、 その愛の深さにいじらしささえ感じる。 殺された人には迷惑だろうけどなあ。 東野先生、こういう展開多いよ。 日本人の常識からまず逸脱しないと主人公の気持ちにはいっていけない。 でも一生勉強したかった数学をあきらめ、別の道を歩まざるをなかった主人公が隣に越してきた母娘を見たときに、何かをしようという欲望もなく生きて行く希望がわいたような気がしたという記述がすてきだった。 『人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある』 役者さんとか作家さんとかって、その存在だけで救われていることがあると思うことがあるのは事実。っていう、あたしもちょろい人間なので(かといって当たり前だけど殺人はしませんよっ!)ものすごいうなずく。 あたし自身の現実せいかつは? ふっ、聞くなよ、そんなこと。(遠い目)
そしてミステリーとしての、「幾何の問題と思っていたら関数の問題」というすりかえはあざといんだけど、それに、騙された、騙された、騙されたぁ!(エコーあり) その騙され方が爽快でした。満足。 周りに普段いるのが文系ばからいなので理科系のひとは目新しくて面白いです。 数�気任海寮い涼罎�ら数学がなくなってしまえばいいと思ったあたしなのですが(特に図形系)、リーマン予想は調べたくなったもの。調べても理解できるかは100パーセント無理な気はしますがねぇ。
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