るなふの日記

2005年11月11日(金) たかねまつうら

明日はお出かけで日記をかかないので、一応今日、高根推奨デー、プチ。(笑)

彼の面白さは彼自身の個性にひきよせていることだと思う。
ミロンの時に、「役との乖離をうめる」ようなこと言っていたし。

そして、
絶対、私生活には、そういうことはないのだろう。
とは理解しているのだけど。
舞台をみていて、
あまりに自然なドリアンのハリーへの傾倒ぶりのきらきらしい目や、
かっかしたヴィアンカとおっとりしたムトーがやりあっているのを本当は心配しなくちゃいけないのに、手を合わせながらにやにやしながら成り行きを見守る相当屈折した笑顔が、
はたして演技なのか、それとも本当の高根さんにもありうるんじゃないかという錯覚が起きるほどのリアルさがある。
まあ、あまりに自然にいいすぎて、ぶっちゃけ台詞の力が弱いか?と思う時もあるような気もするけど(すいませ…)、妙にこっちまで伝わってくるナチュラルな皮膚感触の声と三白眼な濃い色の目の動きが彼の特色?

白夜行のまつうらはそれが日本ものだけに、余計それが顕著だった。
いかにも「うさんくさい」
そして「大きなこといっているくせに、昔の記憶を辿って、そのころの子供に成り行きをまかせる」という小物感がひしひし。

化け物を偽造する話になったとき、
「おお、それや」
と脅したはずの亮司に「頼むぜ」みたいなすがるような目を送るオヤジの生かしてない感じがやたら目にやきついてはなれません。
トホホな男、松浦がいったいどんな男なのか。
原作のどこか常識人的な色を残したものとは明らかに違ったのだけど、
山本さんの過去におびえる苦悩の表情と、亮司の深い苦しみを感じないで「マリオを売ろう」と持ちかける軽く明るい鈍感さ、というバランスとあいまって、こんな鈍くて亮司の気もちをかいさずに揺さぶりを賭け続ければ、このひと、そりゃあ殺されるわと納得した松浦さんでした。
そして、リアルなきたない髭しているのにやたらかっこいい。(笑)
そこ、結構大事。(え?)

松浦は今年前半、少女漫画なネイトやミロンで、女子の気持ちをそこそこかっさらったと思いますが、それを吹き飛ばしてしまうほど、あたしには印象的だったと思います。

もしこれから、ライフが、『白夜行』をきっかけに日本の現代の話をやるようであれば、等身大よりもすこし作りこんだ「近くにはいないけど、いそう」というありそうでない一歩前をゆくかっこよい、うそ臭い、でもあくの強くない、そういう役で活躍して欲しいです。


蛇足。
ドラマの松浦役があたしが好きな渡部さんであることに喜びを覚えると共に、
【特別出演】という枠であることに、
松浦って、亮司と雪穂にとって、ものすごいポイントになる役なんだ!
と思う。
ドラマは、主旨を読む限り、きっとあたしの思う白夜行ではないとは思うんだけど(遠い目)、これは鼻息荒く、うれしくなりました。

高根さんがもし二部でも幽霊もとい、回想場面ででてくれるとしたら、渡部さんの存在感に負けない役者として現れて欲しいです。
「先にやっちゃた方勝ち」な勝ちでなく、
「渡部松浦もいやーな感じのひとだったけど、
高根松浦の方がふたりの気づこうとした人生をまた少し変えてしまうようなインパクトとずるさがあったよ」
と思われて欲しいよ。
12月、待ってます。(高宮ポーズ)


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