るなふの日記

2005年09月30日(金) しろい道を歩く女たち

こんばんわ。
明日のためにばりばり家事をしているるなふです。
バリから帰ってきて、仕事と遊びで一日としてじっと家にいたことがない気がします。
えー。
今朝、10月のカレンダーに「10月1日、白夜行、ひる」と書き入れたら、普段7時には家に帰ってくるダーリンは午後9時になってもまだ帰ってきません…。(あらっ?)
ダーリン、来月は一緒に遊ぼうね!(信頼性薄し)


あと、URASUJIのTシャツは毎日枚数を決めて売っているようで、
完売ではないようです。
明日も、きっとあさってもありますよ。
皆さん、大ちゃんとお揃いになりましょう。
ちなみにあたしが買って着てもらったTシャツは夫が着ます。(笑)
あたしの夫ともおそろい…だね。ごめん。


さて、早いものでライフ『白夜行』も明日で終わりますね。
実際、この原作が劇化されると聞いた時、あまりに東野世界と倉田世界が違っていたら、本による想像がすきなあたしにはライフの芝居がうけいれられるのか?と思っていたりしたのですが、
ストーリーも展開も登場人物の全然テンポが違う話だったのにテーマはゆるぎなく同じで満足です。

それに肉体化されると、今までストーリーの面白さに気をとられて、考えてもいなかった部分まで考えてしまうことがありますね。

えっと。その前に。
もう千秋楽も近いのでそろそろ白字抜きはやめていいですか?
面倒くさいんで。(怠惰)



まず昨日もちょっろっと書いたけど、奈美江の意味について。
奈美江は亮司にはチームの一員で、単に役に立つ女であると共に、
最初から主婦買春にうなずいてはいってしまうような危なさと脆さを備えた女であることを彼は知っていたはず。
それでも彼女に、
「お姉ちゃん、面白い話がある。一口乗れへんか」
と誘ったのは、
奈美江の中に、世話好きな女の匂いをかぎとったからかもしれない。
自分をぞんざいに扱った女親にはない、母性のようなものを。
自分のしているバイトに首をつっこむなんて馬鹿な女だと、最初から思って排他も知れないけれど、
そこには奈美江という女へのほのかな憧憬があったように思える。
だから、結局榎本にだまされ逃げるはめになった絶対絶命な彼女を「アホ」といい放ち、許せなくあったのかと思う。

罪はいっぱい犯しても、それは犯罪と違う、自分の信頼を裏切る罪。
若さゆえの厳しさゆえ。
許せなかった、だから。

と思った。
でも彼が後に接する女にも奈美江の影がある。
彼が利用したその人は奈美江と同じような人の良さとあきらめと母性がかね備わっていたと思う。
同じ道を歩く人の毅然とした美しさはないけれど、飾らない愛と真心を男に尽くせる女だった。
だから、つい故郷に連れて行ってしまう間違いさえおかしたのかと想像までしてしまった。
彼の真意は決して見えないけれど、彼にも慈愛も真心もないわけでなく、ふたりだけで道を歩くには現実はあまりにも曖昧で、手に取れるものが計画の中の一環であったとしてもそれは真実の香りのするものに他ならなかったのだと思う。
女子として、思いたい。
そして、そんな典子さんを二部、楽しみに待ってます。
誰がやるの?あたしは佐野さんがいいな。綺麗だし、綺麗なのにちょいと不幸顔だし。(酷いっ!…)


もうひとつ、いろいろ考えることとなったのは雪穂の行動。
ずっと、江利子の事件の首謀者はもちろん彼女で、それは、
彼女の打算的な計画でなく、
篠塚に対する好意が半分くらいあって、それによる嫉妬(悪意)が、江利子をおそわせたものかと思うのだけど、
その理由が考えれば考えるほど、なんとなくあたしには痛くて。
「好きでない人に汚されても、好きな人の前に平然と立てる?」
と子供のような潔癖さで、
子供の潔癖さを無理にはがされてしまった少女が、
好きな男性と、
親友とを、
試しているような気がした。

彼女は雪のように清廉潔白でなく、悪魔たちに人生を踏みにじられてしまったのだから。
もちろんそれは彼女のせいではないけど、まったくそれは一生の傷で女としての理想郷ーーー王子さまにみそめられ、結婚する。みたいなものは望めなくなっているんだ。


彼女自身が彼に直接愛を打ち明けないのも、表立った誘惑をしないのも同じ理由。自分に負い目があるから。
彼女が篠塚を愛しているのは確か。
そして決して打ち明けられないのも確か。
でも彼の目の届くところ以外にいけば、ただ忘れられうほどのはかない存在だと、たぐいまれな美貌の雪穂は知っているから、彼の目の届くところで結婚し、リコンし、再婚をする。
一見馬鹿みたいにみえる行動は子供っぽい純粋さの現れ。

それがいとおしくて悲しかった。
全部解放して、篠塚に頼ったら?
篠塚は王子様らしい鷹揚さで、
きっと、
彼女を愛してはくれないけど、
それでも、頼られた使命感に、守り、一生、見守ってくれたんだと思うのに。
そうゆう生ぬるいナイトのような愛(亮司に通じる?)を篠塚には求められなかった(満足できなかった?)あたりが雪穂の果てしない荒涼とした乾きをみたような気がした。

篠塚を待つ顔のアルカイックな笑みと、
江利子を抱きしめる自分と同じ境遇のひとをあわれむような優しげな笑みと。
かなしいけど美しい雪穂たちが二部で女実業家として、どう大輪の華を咲かせてくれるのかがたのしみでもあり、かなしくもある。




昨日から(何故か)いくつか結構WEB拍手いただいてありがとうございます!
えー、一言でもコメントいただけたらもっとうれしいです。
欲が深くて申し訳ありません。
でも、
「白夜行高根さんすてきでしたよね」
とかでぜんぜーんっ!結構ですよ。
あたし、高根さんを褒められると、自分のサイトをほめられるよりうれしいから。(馬鹿でしょ?)
あ、あたしのコメントも一応そこそこのインターバルでマイナーチェンジしてますんで楽しんでやってください。今は白夜行とくしゅう。


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