徒然な雑文

ぢゅん【MAIL

六月大歌舞伎
2006年06月22日(木)

昼の部。
『君が代松竹梅』
格調高くもおめでたい感じの踊り。
でも1月〜2月向けな気がする。

『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』から角力場(すもうば)。
長い演目の一部分、主要人物の顔合わせ場面だけを上演するのは良くあるパターンだけど、いかにも「続く!」って感じで終わられてしまうので、正直あんまり好きじゃない…。

『藤戸』
初上演は8年前らしい。
世の安泰という大義の為に殺された罪なき漁師の亡霊が、龍と化して自分を殺した武将の元に現れる。刀を抜いて立ち向かう部下数名。
しかし自らの行いを悔いた武将は数珠を手にひたすら祈り続け、やがて龍は成仏して去っていく…。
普遍的なテーマだから、龍をドラゴン、数珠をロザリオに置き換えて中世ヨーロッパ設定にしてもいけそう?とか思いながら観賞。
元ネタの平家物語や能では、武将が自分一人で抜け駆けする為に漁師を殺した、って事になってて悪役っぽいのに、本作では「大義の為」を前面に押し出して、いい人っぽく作ってるのも新鮮で面白い。

『荒川の佐吉』
ストーリーが非常に面白い。
と思ったら長谷川伸(昭和初期の作家)だった。納得。
このひと本当にストーリーテラーだなあ。

翌七月は昼の部・夜の部すべて泉鏡花原作(夜叉ヶ池・海神別荘/山吹・天守物語)で、かなーり心が揺れましたが、たびたび行くほど金持ちでもないので見送ることにしました。



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