| 2006年10月13日(金) |
『僕らの音楽』「友達の詩」「冗談なんかじゃないからネ」 中村中 |
「友達の詩」は前に岩崎宏美さんのアルバムで聞いた。 その時は大人の色んな経験をつんだ宏美さんならではの曲だと思ったし、色んな経験をつんで大人になった今は、若いときのような恋愛でなく、静かな友達関係が一番いいから、大切な人は友達がいいという歌だと思っていた。 そして、その気持ちはとてもよくわかるし、いい曲だと思った。 好きな人は性別なんてどうでもいいと思う。好きな人と友達になりたいと思う私だからだ。 今回『僕らの音楽』でその中村中さんと岩崎宏美さんが共演していた。 そしてこの歌を作った中村中さんが、性同一性障害を持つ人だと初めて知った。 改めてこの歌の重さを私は知った。 男性が男性を好きになる。そして告白するが、笑われたり馬鹿にされたりする。 それを繰り返してしまう。 なんて行き場の無い苦しみなんだろうと思う。 その辛さをこんなにも素直にきれいな歌にした中村さんを尊敬する。 好きになるのはなんでもいいはずだし、好きになる気持ちをとめたりできない。 今の自分はこういう気持ちが理解できるけど、若い頃は解からなかった。 中村さんは21歳でまだまだ若い。
中村さんは最後に恋愛はしたいけど、恋愛でなくてもしあわせならそれでいいと言っていた。 私も心からそう思う。 音楽が好きで人が好き、それでいいと思うと言ってあげたい。
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