私の音楽日記

2006年04月22日(土) 『GOSPE★RATS』  ゴスペラッツ  2006.4.19

おもちゃ箱をのぞいたかのような楽しくて、
あっという間に終ってしまうアルバム。
3回も連続で聴いてしまった。
まず、ジャケットが私の大好きな永井博さんのイラストで、
プールサイドをバックににメンバー5人が描かれている。
裏ジャケットは誰もいないプールサイド。
もう、このジャケットからして楽しい。
そして、歌詞カードの中身も楽しい、面白い。
高級クラブやカジノで歌っているかのようなイラストと、
メンバーの写真が合成してあったり、
トランプのスペードやハートがあちこちに散りばめられていて、
歌詞カードも万華鏡のようだ。
歌の方は昔の「ハリケーン」から始まり新曲「まさかShow Time」へと続く。
「ハリケーン」はまったく古臭くなく、新曲のほうはセンス抜群で、
このセンスはやっぱり日本人離れしているんだなあと思わずにいられない。
3曲目は竹内まりやの「リンダ」。4曲目はInterludeで
5曲目の「星空のサーカス〜ナイアガラへ愛を込めて編〜」が面白い。
これは別々に作られた2曲をあわせて1曲にまとめてある。
なのに違和感がなくて、すっごい面白いなあと思ったら、
作曲は大滝詠一さんだった。さすがとしか言いようがない。
6曲目の「Valentine Kiss〜永遠の誓い〜」は山下達郎と南佳孝を足して2で割ったような曲だ。
7曲目の「時間旅行」はこのアルバムの中では一番の名曲だと私は思う。
この曲はずっと歌いつづけてほしいな。
8曲目もInterlude的な曲で9曲目は外国のオーソドックなアカペラの曲だ。
私は詳しくないので、古い曲なのか誰の曲なのかよくわからなかったが、
アカペラの響きが心地よく響いた。
全9曲でトータル31分はちょっと物足りないな、と最初は思ったが、
バラエティに富んだ楽しさをギュッと詰め込んだアルバムってそうそうない。
SHOW TIMEって感じで楽しいアルバムだ。


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