| 2006年04月20日(木) |
『GOLD Singer』 及川光博 2004.12.22 |
ミッチーがシンガーとして他のアーティストの歌をカバーしたアルバム。
田原俊彦の「恋=DO!」、布施明の「君は薔薇より美しい」、 CCBの「Romanticが止まらない」、渡辺真知子の「唇よ、熱く君を語れ」など全9曲。 まず、「恋=DO!」は俊ちゃんよりもあたりまえだけど、 大人で声に色がある。 「君は薔薇より美しい」や「唇よ、熱く君を語れ」はオリジナルの歌手の歌が上手すぎるので、ミッチー流にアレンジして軽くしてある。 「君は薔薇より美しい」はステージで、ファンに薔薇の花を投げるミッチーが歌うにぴったりのような気がするし、 「唇よ、熱く君を語れ」は男性が歌ってもいい感じの詞の歌だということに今、気づいた。 私は「Romanticが止まらない」が一番良いと思った。 この曲の危うい翔んだ感じがいい。 ミッチーが歌っていると古い歌には聴こえない。 ミッチーはもともと声が細く、音域もあまり広くないようなので、 歌唱力だけで勝負するタイプではなく、 歌、ルックス、踊り、雰囲気で勝負するタイプの人だと思う。 ジャケットがかっこいいので、曲を聴いているだけでミッチーが踊って歌っているところが見えてくるようだ。 DVDでもないのに、映像が浮かんでくるのは一つの個性だと思う。 今年でデビュー10年。 コンサートでミッチーは「家の玄関から出た瞬間に僕は「ミッチー」になります!」と言っていたけど、 10年間、王子様を貫いてたいしたもんだ! これからどんな展開で活動を続けていくのか、とても楽しみなアーティストだ。
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