| 2005年07月15日(金) |
「naked」 華原朋美 2005.6.29 |
朋ちゃんはすっかりしっとりとした歌が歌いこなせる大人の歌手になって、復活した。 小室さんから離れた頃は、どういう路線でどんな歌を歌っていくのかよくわからないような感じがしたけれど、このアルバムでは伸び伸びと色んなタイプの歌を歌っている。 どれも私はすごく気に入っているけれど、1曲目の「好きは世界一長い言葉」のすごいファルセットには驚いた。 小室さんの曲を歌っているときにもファルセットは上手だったけど、この曲でのファルセットはおそらく全く発声方法が違うのだろうと思う。 あと「哀しみの向こう」は10年位前にダイアナ・ロスが歌った「If you hold on togher」のカバーで原曲も素晴らしいけど、朋ちゃんバージョンもすごくいい。とても聴きやすくてカバー曲に思えない。 ラストの「ベン」もマイケル・ジャクソンのカバーだけど、これもカバーと思えないほどいい出来。 どちらもシンプルで素直に歌っていてとても好感が持てる。 「愛のうた」はとてもメロディーが中途半端なので、かなり難しい曲だと思うけれど、それだけに朋ちゃんの歌の上手さが際立っている。 次の「たったひとつの約束」がこれまたすごくいい。 声もメロディーも詞も全部いい。 「たったひとつの約束」それは「私が私らしくいること」 そして しあわせはきっと心にあるから と自分への応援歌のようだ。
「しあわせの道」は秋元康大先生の素晴らしい詞で、(彼は天才だと思う) 朋ちゃん自身を歌っているような詞だ。 しあわせになりたくて恋も仕事もがんばって大人にもなった でも何かを手にする代わりに 何かを手放してしまい そういう不器用な自分をやっと好きになってきた という感じの歌で 朋ちゃんだけでなく、そういえば私自身もそうだったなあと思ったりする。
このアルバムをなぜにこんなに気に入ったのかを考えてみると、シンプルなところがなにより良い。 凝ったことはしない。難しく考えない。 素直な声で無理なく歌われている(1曲目を除いて)。 1曲目のファルセットはちょっと辛そうだけど。 これからもその伸びやかな声を大切に色んな曲をきかせてほしい。
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