| 2005年05月27日(金) |
「A thousand feelings」 小松未歩 2001.3.7 |
小松未歩さんはきらりと光るメロディーや胸にじんとくる詞のたくさん書ける優れたアーティストだと思う。 そして、プロ根性というかプロとしてしっかりとアルバムを作るアーティストだと思う。 決してアマチュアリズムに走ったりはしないアーティスト。
このアルバムは4枚目のアルバムでデビューアルバムと次のアルバムも心地よくきけるメロディーがつまっていたが、 この4枚目のアルバムでは胸にしみる曲が多くなった。 バラードの名曲がかけるようになったのだと思う。 アレンジは打ち込みがほとんどなので、もっと冷たくあっさりと聴こえるはずなのに、その詞がリアルに胸に迫る。 冷たく聴こえないのは小松さんの声の質にもよるものだろう。 このアルバムでは、別れのその瞬間を切り取る歌詞がよりリアルになっている。 「regret」や「I don't know the truth」「哀しい恋」ではもう狂ってしまったような失恋の瞬間を感じる。 耳を傾けて聞いてね これが最後よ ヤキモチ焼きだった瞳も 今日で見納め とありふれた言葉を使うかと思えば、 怒りの言葉なんかもうどこにもなく、ただ現実を受け入れてアイシテイナイというでしょう。 この愛を阻むものをすべて消し去ってほしい あなたに替わるものは世界中さがしてもどこにもない と激しく怒り狂った失恋を歌う。
もう別れるしかないと思った時、人は誰でも、もうアイシテイナイと思うしかないと思うし、怒りの言葉も失せてしまうと思う。 でも、小松さんの歌ではそんな激しい失恋の歌すべてが清々しく聴こえる。 それは決して慟哭ではない。さらっとした一筋の涙だと思う。 慟哭ではないが、遠い非現実でもなく、身近なことなので胸にささるんだろう。
そして「幸せのかたち」ではあっさりとまだ幸せのかたちはわからないから、生きていくだけとさわやかに歌ったりする。
GIZA studioのアーティストはみんな声がいい。 みんなむちゃくちゃ売れているのだから、もっと小松さんのアルバムも宣伝してほしいと思う。
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