| 2005年05月11日(水) |
「勝訴ストリップ」 椎名林檎 2000.3.31 |
私は椎名林檎という女の人にすごくすごくものごく興味がある。 天才とかそういう言葉では片付けられないような天性の何かを持っている人なんだろうと思う。 アルバムタイトル、曲名、巻き舌の歌い方、アレンジも大げさで大仰で、しかし引き込まれてしまう。 なんでだろうか。たぶん、私の好きなタイプの曲ではないのだろうと思うのに。 それなのに奈落の底に落ちていくような気持ちに襲われてしまう。
椎名林檎の歌で一番好きな歌は「本能」。 昔、プロモーションビデオを見た時は看護婦さんの格好で「本能」を歌っていて、なんじゃ、あの子は、と思ったけど、
どうして 歴史の上に 言葉が生まれたのか 太陽 酸素 海 風 もう充分だった筈でしょう
この歌詞にうううっとなってしまった。 私も私もそれに近いようななこと思ってた。 何で、地球上にこれだけの言語が飛び交っているのかがずっと不思議でしかたないから。 なんで英語がしゃべれないのか、なんでこんなに言語が違うのか。 地方によって言葉が発音が違うのも今も不思議で仕方ない。 電車で50分の土地の人と全然発音、言葉が違うとはなんでなのか? 話がそれたけど、この歌詞には目がさめるようだった。
それから「罪と罰」。 この巻き舌で大げさな歌い方は一体何?生で聴いてみたい。 歌の意味はほとんどわからない。 それにしてもここまで熱唱されると、勘違いしてしまいそうだ。 人は誰もが罪と罰を背負って生きるのだろうか。
「虚言症」嘘つきってことでしょう。 それを回りくどく書き込んで、一体どんな嘘をついたんだろうか。
「ギブス」これもさっぱりわからないけど、聴いているとどこまで落ちていってしまう。 何語で歌っているのかさえわからない。でも、好きで好きで好きな曲。
「ストイシズム」意味不明。ふざけているのかと思ってしまう。
「月に負け犬」
好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ 虚勢を張る気は無いのだけど取分け怖いこと等ない
私も時々好きな人や物が多過ぎて立ち止まってしまうことがある。
どの曲もアレンジが大仰で厚いので、かなりのシャウトをしているのだと思うけど、それほどうるさく感じない。 そしてこの人は自分の音域をうまく活かして曲を作り、すべての音を自分の声に近くしているように感じる。 すべての音を吸収していくようなボーカルで、今まであまり感じた事の無い浮遊感を感じる。
ああ、ライブ見たい。でも、椎名林檎の歌はもう封印なんだろうか。 東京事変もいいけど、椎名林檎が聴きたい。
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