HARUKI’s angry diary
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2005年08月10日(水) Tさんの離婚

先週、先月日記にご登場いただいた「離婚したい女」さんから、会社にFAXが来た。
「おかげさまで無事旧姓に戻ることが出来ました」

ほぉ。
打ち合わせもあったので、会うことにした。

約束の時間に待ち合わせ場所の茶店に行くと、以前の彼女からは考えられないような派手な柄のブラウスに身を包んでニコニコしたTさんが座っていた。

HARUKI「お元気そうですね」
Tさん「おかげさまで〜」
HARUKI「良かったですねぇ」
Tさん「もう毎日楽しくて楽しくて、しょうがありません」

彼女の話によると、単身北海道から飛び出した彼女の元へ、ご主人が尋ねてきて話し合いをしたそうだ。
Tさん「結局5日間かかりました」
HARUKI「その間、どこで寝泊りされてたんですか?」
Tさん「彼にはホテルをとってもらって、そこで」

ただ顔をつき合わせて話すのも限界があるので、毎日のように電車に乗ってあちらこちら行きながら、徐々に話し合いをしたという。
HARUKI「なかなか、うんとは言ってくれなかったでしょう?」
Tさん「はい。彼は家をあげるから戻って来い、って言うんです」
HARUKI「へ?北海道の家ですか?」
Tさん「はい」
うーん。よーわからん。「家あげるから戻って来い」ってどーいうことなんだろう?

HARUKI「慰藉料とかは?」
Tさん「もちろんお互いにそんなものは払いません」

HARUKIは二度目の離婚のとき、最終的にお金のことで延々もめた。もちろん共同名義で建てた家をどうするか?ということもあったのだが、前夫がお金に執着するタイプだったので「離婚には応じるから、慰藉料よこせ」という話になったのだ。

このTさんのご主人は、お金でつれば彼女が戻るとでも思ったのだろうか。っていうか、そういう手段しか彼女を説得する材料を持ち合わせていなかったのだろう。
もちろん、お金で戻る妻もいるだろう。でもそういう妻だったら、自分の気持ちよりお金を重視する妻だったら、離婚騒ぎになどなっていなかっただろうし。

Tさん「一番驚いたのは、あれだけ何年も大喧嘩を続けて、私も離婚する!って何度も言っていたのに、彼はまったくそれを信じてなかったってことなんです」
HARUKI「はぁ」
Tさん「“このままずっと一緒にいられると思ってた“って言われたときは、驚きました。私の気持ちにまったく気付いてなかったんですよ」
なるほどねぇ。
えてして、ケンカのときの売り言葉に買い言葉で「離婚する」という言葉が片方から出たとしても、まさか本心ではないだろう、とついつい相手はたかをくくってしまうのだ。

Tさん「実はですねぇ、何年も前にHARUKIさんに言われた言葉が離婚決意のきっかけになりました」
へ?私?

Tさん「もし、夫が倒れたときに“シモの世話を出来ますか?”または“夫にシモの世話をしてもらえますか?”って言ったじゃないですかぁ」
ひえぇぇぇぇぇぇ。
確かにHARUKIは、相手との関係に悩んでいる人にこのたとえを使う。
よーするに何かあったときに、そこまでのことを出来るかどうか?という自分の気持ちを考えることで、相手に対しての信頼度や距離感、自分が本当に心を開いているかどうか、を判断してみよう!という問いかけなのである。
(注:ちなみに介護のお仕事をしている人には、この問いはまったく意味を成さないそうなので、ご注意ください…笑)

Tさん「あのとき、私、絶対彼のシモの世話なんて出来ないし、したくもないし、そもそもされたくない!って思ったんです」
うわぁ。
そーだったのかぁぁぁぁ。

実はHARUKIの場合、この自問自答は非常にわかりやすくて、最初の夫はもちろんだが(汗)、前夫については離婚話を始めた頃は、触られるのはもちろん、ヤツの息がかかる位の距離に近づかれるのも嫌だった(滝汗)。

Tさん「例えば相手に暴力を振るわれたとか、相手が酒乱であるとか、わかりやすい理由があればいいんでしょうけど、私の場合、そういうこともなかったので彼にはわかりにくかったみたいです」
HARUKI「なるほどねぇ」
Tさん「私にしてみれば、北海道に移住して苦労した10年間を返せ!!!!!!!って感じですよぉ」

お互いを思いやる気持ち、相手を想う気持ちがなくなってしまったとき、結婚生活は、拷問になる。
それでも結婚生活を続けなければならない環境、経済状況の人も多いだろう。そのとき、経済(お金)を重視し、自分の感情を押し殺すことが出来る人は、それはそれで結婚生活を継続できる。
それが出来るか出来ないか、で離婚するかしないかの境目になるのだ。

Tさん「やっと離婚は出来たんですけど、何かしてるときにフッと彼のことを思い出したりすることがあるんです」

そういえば、若いときに離婚していまだに再婚していない30代の某女性が「夢に前夫が出てきて、未練があるのではないか?と悩むことがある」とHARUKIに言ってきたことがある。
そのときHARUKIは答えた。

「私なんか、前夫はもちろん。その前の夫、学生時代の彼氏だって、いまだに夢に出てくるよぉ」←これはこれでいかがなものかという気はするがぁ

人間だから記憶に残っていることはたくさんある。それを思い出すのが問題だとは思わない。それより、その事実を「未練がある」と解釈することの方が問題なのではないか、とHARUKIは思う。

HARUKIはTさんに言った。
「心の痛みは時がすべて解決してくれると思います。新しい一歩を踏み出したんですから、がんばってくださいね!」
Tさん「はい!もちろんです!!」

それから、仕事の打ち合わせをして、元気にTさんは帰って行った。

もしかしたら、将来、Tさんが離婚したことを後悔する日が来るかもしれない。
でもHARUKIは思う。何もしないで後悔するより、行動してから後悔する方が、人生にとっては有意義であると。


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