りえるの日記

2005年08月31日(水) 金色の死

「ヒトラー最後の12日間」を見る
年配の人が7割しめていた。
戦争物の爆弾の音を聞いていてると
気分がどんどん滅入っていく。
ブルーノ・ガンツ演じるヒトラーは、
本物のよう。
ヒトラーの怒鳴り声をうるさく感じさせるのは
演技がうまい証拠なんだろう。

ドキュメンタリータッチの戦争映画をみるのは辛い。

谷崎「お艶殺し」「金色の死」読了。

「金色の死」は、谷崎は発表するのを嫌った作品だったが
三島が谷崎没後5年目に谷崎アンソロジーを編んだ際、とりあげた作品。

題名もいい「金色(こんじき)の死」
見た目の美しさが真の芸術だと言い張る岡村君。
生の藝術に最後までこだわる。
青年同士の芸術論を語り合う様。
乱歩の香りもする。
人口楽園のユートピア。

「10日ばかり後、歓楽の絶頂に達した瞬間に」
「満身に金箔を塗抹して如来の尊容を現じ」てみせた彼は
翌朝「金色の死」を遂げていた。

まさに、三島が好きそうな世界だ。




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