ヴァレリー・ラルボー「幼なごころ」読了景色を綴る言葉が美しい。階段に隅でこっそり物思いに耽っているような子供たち。言葉の選択がにくい。「豪奢と静寂に満ちている大都会」この言葉に触れられただけでも収穫だ。いよいよディケンズを読み始めるディビット・コパフィールドの伝記にすぐのめりこみ始める面白い。人生のメリーゴランド。楽しいこと、悲しいこと、触れ合う人々。どんな苦労話も、冷静に語るコパフィールド。教訓くさくなく、なぜか明るい気分になる小説だ。