谷崎の作品を読んでいると、文楽を観に行く場面がある。お久に五重のお弁当を作らせて、日本酒をゆっくり飲む、老人。「蓼喰う虫」を読んでいるとき、贅沢な遊びだとずっと心に残っていた。古典芸能の観に行く際の粋な楽しみ方に非常に興味がある。ローマ人は結局読めず、ゴリオ爺さんを少し読むパリ社交界の身分違いのわずらわしさは映画のワンシーンを見ているよう。イタリア語会話のNHKのCDを買い、4月から新たな語学に気合を入れる。2度目の挑戦のイタリア語だから、今度は続けよう。