「靴に恋して」
美しい靴がたくさんでて、目の保養になるのかと思ったら 少し違った。 靴にからませて、それぞれの悩みある生活を描いている。 その中で最近気になるスペインの女優 アンヘラ・モリーナ かつて美しかったであろう50歳代の痩せた女優 痩せすぎなのだか、何か惹きつけるものがある。 晩年の浅丘ルリ子に通じる。 年をとっても女を感じさせる人は、毒をもっているのだろう。
「情念戦争」鹿島茂
家で読み始める 熱狂情念ナポレオン、移り気情念タレーラン、 陰謀情念フーシェ。 鹿島氏に人間のあらゆる欲望を語らせると本当に面白い。 本の中に語られている、文学作品の紹介も これからの読書計画に役にたつ。
今回、気になったのは
「危険な関係」ラクロ
生の歓びを謳歌するロココ時代。1770年代 あらゆる快楽が徹底的に追求される時代。 そのような時代に書かれた作品
一時、ロココ調の絵が、好きだったときがあった。 真っ白な肌に頬をピンクに染めた 美しく可憐な貴婦人がブランコに乗っている姿。 そして、忘れてならないのは、 木陰やカーテンに隠れてこっそりのぞき見している 好奇な目で見ている人びと。 この構図が、高校生の私にとって、 なんともいえないエロティシズムを感じた。
欲望の開放感を無意識に感じたのかもしれない
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