りえるの日記

2004年12月14日(火) 情念

「靴に恋して」

美しい靴がたくさんでて、目の保養になるのかと思ったら
少し違った。
靴にからませて、それぞれの悩みある生活を描いている。
その中で最近気になるスペインの女優
アンヘラ・モリーナ
かつて美しかったであろう50歳代の痩せた女優
痩せすぎなのだか、何か惹きつけるものがある。
晩年の浅丘ルリ子に通じる。
年をとっても女を感じさせる人は、毒をもっているのだろう。

「情念戦争」鹿島茂

家で読み始める
熱狂情念ナポレオン、移り気情念タレーラン、
陰謀情念フーシェ。
鹿島氏に人間のあらゆる欲望を語らせると本当に面白い。
本の中に語られている、文学作品の紹介も
これからの読書計画に役にたつ。

今回、気になったのは

「危険な関係」ラクロ

生の歓びを謳歌するロココ時代。1770年代
あらゆる快楽が徹底的に追求される時代。
そのような時代に書かれた作品

一時、ロココ調の絵が、好きだったときがあった。
真っ白な肌に頬をピンクに染めた
美しく可憐な貴婦人がブランコに乗っている姿。
そして、忘れてならないのは、
木陰やカーテンに隠れてこっそりのぞき見している
好奇な目で見ている人びと。
この構図が、高校生の私にとって、
なんともいえないエロティシズムを感じた。

欲望の開放感を無意識に感じたのかもしれない


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