今日は休日。 映画の日だし、映画2本鑑賞。
本のお供は、潤一郎ラビリンス「近代情痴集」 1ページ目を読むと 「私は「憎み」という感情が大好きです」
この1行を読むだけで、わくわくする。 谷崎はやはり好み。
「父、帰る」 12年ぶりに帰ってきた父親と兄弟が旅をする。 父さん、あなたは何で帰ってきたのですか。 愛情表現もないまま、憎悪感がどんどん募る。 主人公の少年が子供なのに、大人のような難しい顔だ。 顔に憎悪がみなぎる。 この映画を見ていると、なぜか「カラマーゾフの兄弟」を 読みたくなってきた。
「ピエロの赤い鼻」 戦争によって意味のない死を巡る人々のお話。 ストーリーが少し陳腐かな。 昨日の「やさしい嘘」の方がいい作品だと思う。
(今日のメニュー) アンチョビキャベツパスタ ポトフ くるみパン カマンベールチーズ 柿、ラ・フランス
アンチョビは偉大だ。 2、3本入れるだけで、魚エキスの塩味が全体に広がる。 シンプルににんにくと赤唐辛子、仕上げに粉チーズをかけただけで すごくおいしい。
イタリアンワインを飲んでみた。 NOVEMBRE NOVELLO 2004 SICILIA NADARIA
フランスワインの気品のある香りにはかなわないが 味は、程よい豊かさのベリーの味わい。 イタリアワインも実はおいしい。
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