潤一郎ラビリンス犯罪小説集朝の通勤電車で読了。
人間の情念、情欲がうずまく犯罪。 悪人の心根。 純粋だが、愚鈍な女性の怖さ。 夜になると顔と顔をぴったりくっつけて、 もう愛していない妻のさめざめと流れる涙が 自分の頬を伝わるときの怖さ。
全編にわたり楽しめた。
次は、トーマス・マン「リヒャルト・ヴァーグナーの苦境と偉大」 ワーグナーのオペラを聴いて、一体ワーグナーの魅力とは 何なのか知りたくて、この本を買った。 大作ぞろいのオペラを聞く際の手助けになればいいな。
乱歩「黒蜥蜴」谷崎「蘆刈」を読めば、自分が買った本は 全てクリア。
また新たにどっさり本を選び、買う瞬間を考えるだけで わくわくする。 それまで、持っている本で我慢、我慢。
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