Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2010年06月24日(木)  That we have just allowed half an hour to get in, do it, and get out

9時起き。まずシャワーを浴びる。

病院に電話。昨夜、説明書の「当日朝に水で薄めた下剤Aを飲み」という部分に一縷の救いを見出したのだ。前夜に飲むのと同じ下剤だから、同じ量の水だとは思うが、しかし量を明記していない。
訊いてみたら、やはりコップ3〜5杯が望ましいが、無理そうなら、その次に飲む下剤B(水500ml)に混ぜてもいいとのこと。
・・・おお。600ml減った。やった。助かった。

下剤Bは、ポカリスエットのような味がついていた。おかげで「水」という意識がなくなり、随分とラクに飲める。

12時半にえみちゃんが来てくれる。神聖かまってちゃんを聴きたいというえみちゃん。聴かせたらあっという間にはまった。的確に反応するのが嬉しくて次々聴かせる。えみちゃんに紅茶を出して、自分は横でポカリ(風味の下剤)を飲む。
2時間がかりの1.8リットルは驚くほどすんなり飲めた。えみちゃんとかまってちゃんのおかげだ。このふたつが並んだら、緊張するのは難しいからね。

病院へ15分前に到着し、18時半から検査。
検査着に着替え、ベッドに横向きに寝かされる。左腕に鎮静剤を打たれる。麻酔はなし。右腕に布状のものを巻かれ、「電気を流しますから、おさえていて下さい」と言われる。何のことかわからずとにかく左手でおさえる。
検査開始。
あら?
あららら。坐薬を入れるほうがまだ違和感があるというくらいに、抵抗感がない。
医者が下手だと、空気が入ってしまって辛いらしい。さらに私のように卵巣の手術をしていると、癒着のせいで内視鏡検査の際に痛むことも多いと聞く。だが、全く痛くも苦しくもない。
目の前にでかいスクリーンがあって、うつくしく空っぽになった私の腸の内部が映っている。うえええ。出来れば見たくないんですけど。説明してくれなくていいから、勝手に検査してほしいんですが。
「はい、ここにポリープがありました。切除します」
にゃ?と思った瞬間、眼前のスクリーン上で、生まれたての細長いエイリアンみたいなものが、はじかれたようにポリープに襲いかかってがしっと噛みいた。腸壁がぐいーんと引っ張られて、ポリープがぶちっと切れる。同時に、右腕に巻いた布にびりっと電気が走る。痛くはないが、びっくりして「うわ」と声が出る。

―――あっという間に終了。
一人あたりの時間が30分なのだが、検査自体はずっと短かった。

仕切られたスペースで、横になって休めと言われる。1分ほどじっとしてみたが、どうも休む必要を感じない。起きて着替えてみる。全く普通の体調だ。そのまま待合室に戻る。

しばらくして医者に呼ばれ、説明を受ける。感じのいい先生だ。この病院で、たった一人で全部の検査をこなしているらしい。
ネットの口コミ評判が他から抜きん出ていたので選んだのだが、噂にたがわぬ名医だったようだ。
「とてもラクに検査して頂いて、有難うございました」と頭を下げる。

えみちゃんと御茶ノ水まで歩いて行き、カフェレストランへ。今日は勿論何も食べていないし、昨日・一昨日も、二日合せて一食ぶんくらいしか取っていないが。
いきなりコースディナーを食。たっぷりのサラダとパスタ。ポットのコーヒーと、厚切りのキャラメルバナナパイを堪能。

えみちゃんと別れて22時半帰宅。
長い一日だった。疲れた。でも、ほっとした。
取ったポリープの細胞検査結果は7/4に出るとのことだが。もう切っちゃったんだから大丈夫だろう。うん。
何だかもうすっかり安心している。

That we have just allowed half an hour to get in, do it, and get out (入れて処置して出てくるまでに30分しかない)  *There Goes A Tenner / Kate Bush (1982) の歌詞。



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