遠くにみえるあの花火に
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2004年08月11日(水) 梅干の香り/夏の記憶(私にとって夏は、ある二つの記憶だけでできている)


明日からお盆休み。
休み前というのは、なんだか浮かれ気分。

梅干をいただいた。
封をきったら、梅の香りがただよって、手のひらまでおいしい香りになった。

そうめんや冷やしうどんに乗せて食べようかしら。
それとも梅肉を包丁でたたいて、和え物にしようかしら。
梅干の酸味に、夏を感じる。





昼下がり。
今日も平和に雲が流れる。

こんないいお天気には洗濯物がよく乾く。
シーツを洗おう。
カーテンも洗おう。

銀色夏生さんの「春の野原満天の星の下」を、ぱらぱらっと見る。
すごく好きだ。





ゴザンスの800字小説にはまっています。
書いて送って、誰かの目にふれる喜び。
見知らぬ人の、すばらしい物語を読む楽しさ。
普段思いも付かない方向性の題材。
勉強になるし、わくわくする。





銀行へお金を振り込むために、ちょっとそこまで外出をしてきました。
空気がむうっと暑く、湿度はそれほど感じないものの、
砂漠か何かにでも立っているみたいに、
太陽熱が上からと下からと、攻撃をしかけてくる。
今年の夏はこんなにも暑かったのだなぁと、痛感。

毎日エアコンの効いた室内にいて、
窓から見える空を見ているだけの生活。

おもてに出て、汗を流さない日々。

私にとって夏は、子供のころの記憶と学生のころの記憶の、
二つだけでできている。

どちらも、めまいがしそうなほどキラキラしていて、
陽射しに溢れていて、簡単には手の届かない大切な記憶だ。


夏なんて嫌いだなぁと思っていた時期もあるけれど、
この二つの記憶のおかげで、私は今では夏が好きだ。
夏も、そう悪いものじゃない。
そう思える。


どちらの記憶も海につながっている。
島・スイカ・洗濯・子供たち・海・ビーチサンダル
全然別の場所の、全然違う時間の中に、つながる記憶がある。





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