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スナの自由気ままな画像付き日記
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2007年08月30日(木)_
2007サマーツーリング1日目 -その2-


1日目前半の続き



フェリーを出て、いよいよ佐渡の地を踏む。ちょうど昼時なので暑い。時計回りに佐渡を回る予定なので、両津港から県道45号の佐渡一周線を水津方面へ走り出した。

ある程度想像はしていたけれど、人気が少なくて店もほとんどない。寂れていると言ってしまえばそれまでだけど、その中に独特の雰囲気があるように感じた。車が少ないのでのんびりマイペースで走って行くことができて、とてもよかった。

すぐに海岸線沿いに走る道となり、ほどよい風ときれいな海を楽しみながらのんびり走って行った。今回の旅は1日の予定に余裕をもたせているので、寄り道したり写真を撮ったりといったことも気兼ねなく楽しめる。


↑ のどかな風景の脇道


海沿いになったり内陸に入ったり、畑の脇を走ったり民家が現れたり、平地や緩いアップダウンがあったり、変化に富んでなかなかおもしろい。時々道幅が狭くなるが、車が少ないのであまり気にならない。


↑ ときどき道が細くなる


天気がいいので気分も最高だ。明日から天気が崩れるような予報だけど、明日は明日。今日はこのいい天気を楽しもう。海の透明度が高く、見ていて気分が晴れてくる。


↑ 青い空と澄んだ海が気持ちいい


緩いアップダウンの後に、ちょっと特徴的な景色が目に入ってきた。「みかえり峠」という看板が立っていたので、今越えてきた坂がこのみかえり峠という峠だったのかもしれない。


↑ みかえり峠という看板が建っていた


津神島という小さな島に赤い橋が架かっていた。ちょうど入り江になっていて景色がよかったので、ここで写真を撮ったり小休憩することにした。


↑ 津神島の前にて


目の前の海水はとても透明度が高く、そこにたくさんのカモメが休んでいた。羽をバタバタしたりしておもしろかったのでTZ3の望遠を活かして何枚か写真を撮っりした。


↑ この湾にはカモメがたくさん休んでいた


せっかくなので津神島を散策してみることにした。


↑ 津神島をちょっと散歩した


島に架かる橋の上から海を覗き込む。水が透き通っていて、とてもきれいだ。


↑ 水がきれい!


島自体が狭いので、津神島の散策路は時間をかけずにすぐに一周できてしまう。あまり整備されていない道でフナムシもいっぱいいたけど、ツーリング中のいいアクセントにはなったかな。


↑ 津神島の散策路


すぐ先に「日本最古の鉄製灯台」という姫埼灯台があるので、横道にそれて行ってみた。ちょうど灯台のすぐ横で電波塔の工事をしていて雰囲気は微妙だったけど、青空に白い灯台がよく映えていた。


↑ 姫埼灯台


灯台の近くの45号線は、まるで北海道を連想させるような景色もあった。こういう道は走っていてとても気持ちいい。


↑ こんな北海道みたいな道もある


佐渡の右上の部分を通過して南下すると、すぐに水津港を通る。佐渡にはこうした小規模の漁港がいくつも点在している。


↑ 水津漁港


しばらく走ったところに、弁天崎という大きな岩(?)があった。ここには風島弁天という神社があるようだ。岩肌に急な階段が設置されていて上まで上れるようなので、上ってみることにした。


↑ 弁天崎の風島神社へ上る


一歩足を滑らせると下まで転げ落ちそうなほどの急斜面を手すりを掴みながら上っていくと、景色が開けたところにやってきた。ここからは佐渡の東海岸沿いの景色がよく見渡せてよかった。


↑ 岩山の上からの眺めがいい


上るのも大変なら、降りるのも大変だ。下りはかなり恐かった。雨でも降っていたら足を滑らせていてもおかしくない。もっとも、雨なら上りもしなかっただろうけど……。


↑ 道路から見上げるとこんな感じ


9月2日に「佐渡国際トライアスロン」という大規模なトライアスロン大会が控えている関係で、いたるところにコース案内看板が立っていた。国際Aタイプはスイム3.8km → バイク190km(佐渡一周)→ ラン42.2kmというハードなタイプだ。


↑ 佐渡国際トライアスロン大会の案内板


佐渡の東海岸を南下していく。前後にサイドバッグを積んだツーリング中のMTB乗りとすれ違い際にサインを交わした。彼が佐渡で見かけた最初で最後のツーリストだった。


↑ 佐渡一周道路を時計回りに走る


しばらく走って行くと、松ヶ崎にやってきた。ここには鴻ノ瀬鼻灯台という灯台があるようなので寄ってみた。風が強くなってきて、写真を撮っているときに立てかけておいた自転車が倒れてしまった。


↑ 鴻ノ瀬鼻灯台


例年の夏休みツーリングではキャリアにサイドバッグという装備だけど、今回は荷物をすべて自転車用リュックに入れて背負っているので、ロードは身軽だ。ペダルをSPDに換えて、ボトルケージの一つに輪行袋を詰めている。


↑ 今回の装備は軽装だ


後半では海岸線を離れて少し内陸に道が続いているところもあった。そこでは竹林があり、また違った雰囲気を味わえた。様々な景色を楽しめるのが45号線のよさかもしれない。


↑ 海沿いだけでなく、竹林も現れた


この日は小木港にある「ホテルニュー喜八屋」という古いホテルに泊まった。料金は高めだが建物や設備は古く、エレベーターは止まるたびにドカンと大きく揺れて恐かった。(笑)

夕食は別料金で1500円(これでも3つあるコースのうちの一番安いコース)のものを頼んでいたが、これがイカを中心としたボリュームの少ない料理で、まずくもないけど特別おいしくもなく、値段を考えると満足のいく料理ではなかった。ご飯のお代わりが自由だったのが唯一の救いかな。


↑ 夕食はイカ定食


それよりも気になったのが食事場で働いていたおばちゃん4人組で、他の客が帰った後にその客に対する愚痴などを堂々としゃべっていて、気分が悪くなった。安宿ならまだしも、それなりの値段をとる宿だったので、自分の中ではこのホテルの評価はかなり低くなった。

ちょうど祭りの日程と重なったようで、夜は小木港で花火を打ち上げていた。見に行こうかとも思ったけど、疲れていて部屋で本を読んだり電話をしたりして過ごした。

佐渡ツーリングの一日目は天候に恵まれて、とても気持ちよく走ることができた。翌日の天気を祈りつつ、就寝した。


走行日:2007/08/29
出発:12:04 帰宅:16:50
走行距離:66.2km
走行時間:3h 32m 25s
平均速度:19.0km/h
最高速度:50.9km/h
上昇距離:315m
温度(最低/平均/最高):26℃/30℃/35℃
積算距離:16853km(ロード)

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