夕暮れに ふと少し 寂しさを 覚えても 足早に 帰りを急ぐ 何でかは判らないけれど
見慣れた部屋の風景 居る筈のない寝室に 静かな寝息が 予想外れに 聴こえてきたら
たったこれだけの瞬間の為に 帰ってきたんだと 今更だけれども 少し苦笑い
有る筈のない靴が 玄関に散らばっていたら 黙ってそれを片しながら それでも笑ってるの私 おかしいでしょう?
理想とは程遠い だって貴方は年上で 私好みの華奢さの欠片もないし 価値観だって一致しないわ
思う存分に悪態をついてみるけれど 友達がそれに賛同したりしたら 少し 腹が立つの
貴方の繊細な指先 誰も知らないでしょう? 今、それを知っているのは 私だけでいい
不器用な貴方の おかしなくらい不釣り合いな才能 私の横に居られるのは 貴方しかいないわ そう誰も 知らないけれど
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