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ムシトリ日記
加藤夏来
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2006年03月12日(日)
久しぶりに日記らしい日記

腰が……痛いです。妙な感触に目を覚ましたら、腰背面の関節? 筋肉? が筋違いでも起こしたのか、動かした拍子にけっこう鋭い痛みが走るようになっていました。

寝ているほうがきついです。完全に右側だけです。立って歩いて普通に生活する分には何とかなるのですが、何かの拍子にぴくっと痛くなり、そうすると右足全体が腰砕け(?)になります。症状から推すに、関節の神経なのでしょうか。予定があったのでそのまま出かけ、一日どうにかなってしまったのが、逆に不安です。

考えてみると右足といえば、以前何の前触れもなく膝に水が溜まって曲がらなくなった箇所です。姿勢が歪んでいて、ひずみがたまりがちだから気をつけろと注意を受け……ああ、自業自得だ(汗)





で、その腰痛を押して友人と遊びに出かけ、いつものことですがストーリー関係についてえらいこと語りを入れてきました。悩みは二人とも同じです。断片、材料の類はそれなりに持ち合わせています。それを錬金して流れを持ったストーリーを作り上げるのが課題です。特に、長ければ長いほど。

「これの後にこうなって、次に事態がこう動いて、ここで埋めた伏線はここで掘り返しに来て」と予定をたてておいたところで、実際書いていく過程でそうはならないことが多いです。

ただ例えば『銀河英雄伝説』で有名な田中芳樹氏は、「この場面に何枚使い、何行まででストーリーを終わらせ、次はここから始める。よって先のほうから執筆しようと思うとここから」と決めて途中から書き、後で前の方に書きに戻ると本当にその枚数その行数で収まる、という話を聞いたことがあります。田中氏は機械音痴なので、原稿用紙に手書きでこれをやるそうです。 それは超能力と言います。

田中氏ならざる身は、ああでもないこうでもないと論じあう前に、まず沢山失敗してみるしかなさそうです。

今のところ私は、頭の中にどこからともなく送りつけられてくる予告編とタイトルを頼りにし、書きたい場面を書いた後でさらに書きたい場面をつなぐ、という綱渡りをやっています。そのままだと、流れは生まれてきません。ここから発展させるとすると、場面と場面のつなぎ目をスムーズにする訓練を積み、その連想がどこから来るかを明確に掴むキルティング作業でしょうか。