『角より繁だね』
本日焼肉屋の店先に展示してあったコピー(?)です。何のことか分からず、三歩過ぎてからゆっくり振り返りました。 ……牛○よ。ああ、牛○よ。ひとはどこまでアグレッシブになれるのでしょうか。いつの日にか、両店の店主がお互い肉切り包丁持参で雌雄を決する日が来るのでしょうか。すっげえ楽しみです。
それはそれとして、ネーミングの話です。
肝心なネーミングのやり方の講義の日は欠席してしまったので、自分ルールになりますが、機械的なコツは以下の三つです。
1.苗字を派手あるいは珍しいものにしたら、名前をできるだけ普通のものにする。あるいはその逆。
これはまあ、誰でも思いつくことでしょうか。名前を普段からストックしておくのは基本として、集めた素材を「派手」と「地味」に分類します。したら、「派手」カテゴリーは基本的に「地味」カテゴリーと組み合わせます。「派手」×「派手」を使うのは、笑かしの人を作るときに限られます。
2.トータルの文字数を奇数にする。長ければ長いほど厳密に適用する。
二文字名前は別として、基本的に音として快いのは四文字よりも三文字、六文字よりも五文字です。これは正確には文字の数というよりも音の数ですので、撥音(ん)、促音(っ)、長音(ー)、拗音(ゃゅょ)等は一緒にして数えます。 *例:「ハン ス ゲ オ ル ク シュー バ ル ト(10)」 名前単独で奇数にするか、フルネームで奇数にするか。私はよく使用するほうをできるだけ奇数で選びます。
3.「k」「s」を頭文字にする。 これは、実を言うと私のオリジナルではありません。またご登場願いますが、例の偉大な自動車企業のネーミングマニュアルにおいては、「k・s」が基本だったんだそうです。耳障りが圧倒的によくなるそうで。困ったら、まずカ行サ行を頭の中に浮かべてみます。
と、並べておいて難ですが、この三つはあくまで「無難な名前」を作るための法則です。あまり悪い印象を持たれたくない人物、適度にスルーしていただきたい人には有効ですが、強烈に印象を持ってほしい人にはまた別の方法が必要です。ここに書いた法則をわざと外してみるとか、そのへんは自分のセンスに頼るしかありません。パクリ名前・人間じゃないだろそれ・何て読むんだオイ等は普通NGですが、ことと次第によっては充分「使える」名前になるのです。
ちなみに、私が今まで生きてきた中で一番カッコいいと思った名前二種。 名前が、です。あくまで名前だけ。実態は全然知りません。
実在する人:「新垣渚」 *今どこのピッチャーなんでしたっけ。沖縄水産出の野球選手、甲子園当時の松坂のライバル。
架空:「ダンテ」 *ぶった切りアクションゲーム「デビル メイ クライ」の主人公。「デビルメイクライのダンテ」というだけで、太鼓判でカッコいい認定を押しました。
さっぱり脈絡が無いようですが、割とそういうものです。ちなみに、いくら名前カッコよくても行動がアレだと根こそぎ意味がありませんので、その辺はあしからずご了承ください。
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