【感想】04/03/06 キャッツ「拍手2」

あ、マキャヴィティは意外にも近くで見た方が怖くないらしいです。
マンゴジェリーとランペルティーザ。すごくすごく楽しみにしていたナンバーです。本当に息ぴったりで不安や力みをどこにも感じない軽やかなコンビネーションで、何よりもとても楽しそうに踊るのですよ。マンゴジェリーは相変わらず細長くてうっとりだー。二匹ともサイズがかなり違うのに「アクロバットとなんでも」の側転はくるんと綺麗に揃いますね。歌いながら事も無げに回るから凄いなあー。「ほねつきにくを」のジェスチャーの肉がでかいなーとこないだから思っていたのですが、そうかあれは人間サイズなんだ、とか妙なところに感心したりもしつつ。マンゴにシーっ!とされて「なによう」という顔をするランペルティーザとか、最後の方で得意の絶頂な二人がもう可愛いようー。ベストを正してきゅっと蝶ネクタイを結ぶ仕草のマンゴと「ラン、プルティーザぁ〜♪」と有頂天で足を上げるランペル。オーブンに並んでちょこんと座ってるのも可愛いのです。サイレンが鳴ってみんなが出てくるとき、マンカストラップが笑っているように見えたのですがどうなのかしら。「このわるがきどもめー」という台詞が浮かんだのですが、それじゃあ近所の親父なので要再考…。(笑)
あれ、そういえばこの日のマンゴジェリーは耳が立っていた。ような。
横の通路を通って行ったデュトロノミーの毛皮は思った以上に重そうでした。モップみたいですね。道々お客さんに触られてて御利益がありそうです(笑)。月末は後ろの方なので登場シーンも見えるかなー。しかしここは後ろも気になるし舞台上も見たいしで目が泳いでしまいました…。ジェミマとシラバブがマンカストラップにぺたーっと甘えているのと、それをものすごく優しい顔で見下ろしているマンカストラップにくらくらしました。マンカストラップって女の子に雄として認識されていないような気がしてならない…(笑)。上に書いたわるがきとか、今回はどうも彼にお父さん属性を感じました。前回「捕まえて→そら行けー」に見えたシーンだと思うのですが、演出そのものが実際違うのか、わたしの見え方が違ったのかわかんないんですが、観る度に違う様に見えるのも面白いなあー。場所にもよるのかな、あちこち色んな席で取ってるので楽しみです。
タガーはちょっとフランクに立ったままで軽いご挨拶でした。
今日のタガーとマンカストラップはなんだか声が似てるなあと思いました。雰囲気は違うんですけどね。フッと自然に重なる感じが素敵だった…。
ジェリクル舞踏会、「ジェリクルキャッツは黒と白」のランパスキャットがなめらかというかたおやかな、柔らかい動きをする猫だなあと思いながら観ていました。ヴィクトリアを筆頭に、白い毛並みは照明に映えますねー。「まったくなんにもしないのさー」のバルコニー(?)が横にちょうど見上げる位置にあったので観察していたんですが、タガーは足出して腕出して、その腕をぶらぶらさせながら台詞を言った後、これ見よがしに舌なめずりをしたりお客さんに小さく手を振ったり欠伸をしたり色々してました。見飽きないというか目が離せないよこの猫…。バルコニーを離れた後は登り棒に掴まってだらだらしていたので、棒で降りてっちゃったらどうしようと勝手にはらはらしてました。タガーが降りたら地響きがしそうだ(笑)。

休憩時間はぼんやり天上(もとい天井)を見上げていました。きれいですね、あの空。
幸福の姿で猫が集まるところ、ガスは帰ろうとしてジェリーロラムに引き止められるんですね。ガスナンバーはオレンジがかった照明がきれいです。ガスが声も姿も大分若く見えるんですが、ジェリーロラムは少し声が低めで大人っぽい感じで、年の差カップルのようでしたよ。「そのおもかげはいまいずこ」のあたりだったと思うんですが、ジェリーロラムが笑いながらガスを拳でつついたりして、それを受けてガスが照れたように笑って目を合わせたりして、ら、ラブですか? ここラブなんですかキャー(←心の声)。若々しくて実力もやる気も充分なのに時代の流れや何かで落ちぶれてしまった感じのガスと、それを側で応援するジェリーロラム。もしかしてガスのファンだったりするのかしらとか。役者猫がいつか返り咲くことを夢見て二人三脚で頑張ってるみたいな感じで、いや、それじゃ夫婦なんですけど…(笑)。
この日のジェリーロラムは耳が丸くて大きくてぬいぐるみのくまさんみたいでした。
で、↑ランパスキャットです。ずっと毛繕いをしてるのが気になってしばらく見てました。うーんやっぱり綺麗な猫だー。雄猫の中で唯一の中性系で柔和な印象なのですが、公式を見てもどこにもそんな設定は無いので(むしろ逆…)私の見方が間違っている気がするのですが、「いつも優雅で上品」って彼に言って欲しいなあとか思いました。上手で寝ているのはカーバケッティだったんですね。今日は横向きに転がってぐーぐー寝てました。後半はぼんやり起きだして上にいるマキャヴィティを見上げて何か言いたそうにしてたのですが、マキャヴィティは微動だにしなかった気が。寝てたのかな? それにしてもマキャヴィティはちんまりと丸く納まるのが上手ですね…。(笑)
グロールタイガー。わーいクリューだクリューだ!(←相当好きらしい)船の中でタガーがすごく一生懸命デッキを磨いてました。バンダナもやたら似合ってました。タガーとマンカストラップはあの大きな耳が隠れると随分弱っぽく見えますね…(失礼)。グロールタイガーも凄い格好良かったですよ。乱暴者のおっかないキャプテンでした。しかしあのメイク自体はガスともバストファージョーンズとも同じなんですよね…。「ハリネズミだってふみつぶすー」でタガーがむぎゅっと踏まれてました。ぶたれても踏まれてもじっと我慢のタガークリューとか、グリドルボーンが出てくるとにこにこいそいそとお出迎えに行くタガークリューとか、グロールタイガーとグリドルボーンの間に割り込んでキスを奪おうとしたミストフェリーズがうっかり目の前にタイガーの顔があってびっくりとか、もう、劇中劇は性格まで変わっててほんとおもしろい…(それとも別猫なんでしょうか)。グリドルボーンは、シャム猫軍にきゃーっと手を振ったり、グロールタイガーの後ろで変な顔をしてたり、表情のころころ変わる元気でお転婆な可愛い娘でした。
最後の旗チームが通路を通って来るのを忘れてて凄くびっくりした…。頭の上を布が掠めていきました。あの旗の後ろでガスとジェリーリロラムがスタンバイしてたんですねえ。
ラスト、歩いていくガスが立ち止まって振り向くんですね。そこにジェリーロラムが甘えてぴょんと飛び付く感じで、ら、ラブだった…!

スキンブルシャンクス。(↑やりすぎです…)
ここでまとめて書こうと思って黙っていたのですが、もう何と言って良いのか、とろけてしまいそうなほどピュアな瞳のスキンブルシャンクスでした。(今メモ書きを見直したら「甘いお菓子のような」とも書いてありました。落ち付け)メイクが薄めで毛並みが綺麗に整っていて、育ちの良さそうなというか、愛されて育っていそうな感じ。美しいお母様がいそうです。お寝坊さんなところを毎日優しく起こしてもらっていそうな…(笑)。清潔感溢れる美青年猫。澄んだ声も素敵でした。
微妙な体勢で寝こけているところにタントミールが上がって来てバリっと背中を引っ掻かれ、「あれ?」という顔で起き出してぱぱぱっと身だしなみを整え腕時計で時間を確認してびっくり遅刻だ。マイペースなのは変わらないんですね。でもちょっと天然ぽい? 笑顔が無垢です。メイクのせいなのか、黒目がちでうるうるに見える…。
スキンブルナンバーの最初のところ、そういえばマンカストラップは居ないんだなあと思っていたんですがそうか彼はやくざなやつもーまで待機なんですね(笑)。やくざなマンカストラップは、肩を怒らせて尻尾をブンブンブンブン回しながら降りて来たんですが、その動きがどうにもタガーに見えてかなり笑いそうでした。タガーもスキンブルの後ろで異常反応してるし…(パタリロのような猫ポーズで応戦? というか鉄道猫より目立ってますタガーさん…。(笑))スキンブルはにこにこ笑って見つめるだけなんですね。でもあの笑顔で見られたら愛想笑いどころかへにゃへにゃと顔の筋肉が緩みそうです。
シラバブのベッドになるタガーは、ゴロンと逆さになって固まってました。死んだふりをする虫ってあんな動きだった気がする…(←だんだんひどい事を言い始めた)。列車を作るシーンではマンカストラップは何も持たずに間に入るんですね。後ろが気になるのか何度か振り向いたりしてたのですが後ろには誰がいたっけ。
列車の上のスキンブルシャンクスは零れんばかりの笑顔で、光の粒子を撒き散らしながら走ってそうでした。「しゅうちゃくえーきーだー!」の盛り上がりぶりはそのまま全速前進で地球一周しそうな勢いで、列車が壊れると「ああー」と凄く寂しそうな顔をするでこっちまで「ああー」となったよ…。(笑)
あ、マキャヴィティって正面から見ると割とちゃんと(?)こわい顔メイクなんですね。大柄で強面だけどいいひと(いいねこ?)。

↑かなり胡乱な記憶ですみません。長い方の布のとこ…。
犯罪王マキャヴィティは、原詩では空中浮揚もするらしい(笑)。
緊迫して左右を窺いながら後退する猫達の背後に、ぬーっと現れるシーンはホラー映画の演出みたいです。きゃーうしろうしろー!(←心の声)「ジェリクルキャッツは黒!」のあたりでは割と冷静に見えるんですが、マキャヴィティナンバーまで来るともう正気じゃない大暴れぶりですね。あの仮面は何かドラクエでいうところの「はんにゃのめん」みたいなものだったりするんでしょうか。「マキャヴィティはのろわれてしまった!」「マキャヴィティはこんらんしている!」黄色に戻った時には記憶なくしてそう…。
ボンバルリーナが可愛いなあと思うのです。いえ、「格好良い」が妥当だと思うのですが、全身のシルエットとお顔立ちがどちらかというと可愛らしく見えるのです私。穏やかで凄みのない女ボスという感じ。
上手の壁から出てきたマキャヴィティを追いかけて来たランパスキャットの立ち姿がやはり麗しく見ました…。
偽長老が通路を歩いてくると、ランテルティーザが凄い勢いでスロープを飛び出して来ました。ネコまっしぐら。ほんと元気だなあー。
マキャヴィティに攻撃するマンカストラップは前のほうで見たせいかちゃんと強そうでした。跳躍して腕を振り下ろす動作はしなりがあって力強く、「フアッ!」(?)というかけ声も入ってましたよー素敵。暗闇の中倒れて傷を舐めている姿が手持ちライト(あれ持ってるのは誰なんでしょう?)の光に浮かび上がるシーンは知らず拳を握り締めて見てしまいます。
グレイトマジシャンなミストフェリーズは指の先まで常に動いていますね。マジックをする前に指をほぐすのとか、最後の明かりを小さくするやつの時にライトを指でちょいちょいと招くのとか好きだー。タガーはマジック中は大人しく見守り役でした。でもなんだか得意げな顔をしていた(笑)。マンカストラップは傷が深かったのか、隅の方で割とぐったりしているように見えました。それでも「やりすぎるなよ」みたいに心配そうに手を伸ばしかけたりしつつ。床から空き缶が飛び出して来ても少しぽけっと見上げから床すれすれでキャッチしてました。マンカストラップって魔法とか信じてるのかなあ。
タガーの「マジカルミスターミストフェリーズ」はもう元のメロディを忘れそうなほど自由にアレンジされてて「そうきたか!」という感じにびっくりでした。こっちの予測なんて鼻で笑いながら三段くらい上回るタガー。ああもう大好きー。
マジックのアシスタントが選ばれるシーンのボンバルリーナの驚いた仕草が可愛いかったです。ちょっと戸惑いながらポーズを取るのも可愛い〜。「きみにきめた!(違)」「わたし!?」の遣り取りが、立ち位置のせいもあるんですが大人と子供に見えてしまいました。
しかし、あの床の穴(?)っていったいどうなってるんだろう…。
あ、こないだは目の錯覚かと思ったんですが、ミストフェリーズってライトを小さくするとき面白い顔してますね。むにーっと猫みたいな(猫なんですが)顔で笑ってた。坂本氏もそういえば違う種類の面白い顔をしてたっけ…(笑)。蔡さんのミストフェリーズがまんべんなく何やってても可愛いので(たまに紳士的だったりするのですがそこも含めて)逆にまた坂本氏のミストフェリーズが観てみたくなったりしました。というか役者さんの数だけ猫がいるんだろうなあ。100匹の猫大行進ってもう何か違う作品みたいですが。(笑)

天上への旅のあたりでこんな感じになってた二匹が気になりました。絵になるなあー。
グリザベラ登場時にタイヤの後ろでポツンと後ろを向いているミストフェリーズを見つつ、彼はグリザベラをどう思ってるんだろうなあとか考えてました。もしかして怖いのかなとか。どうしていいかわからないのかなとか。しかしあの後姿は本当ちんまりしてていたたまれない気分になります。あのまま持って帰りたいんですが…!(笑)
タガーとミストフェリーズ(他の猫もやってた気がしますが)がグリザベラの指を取って頬というか口元に充てる仕草がかなり胸に来ました。たとえばジェニエニドッツは「ごめんなさいね」って言ってそうな感じがすぐに判るんですが、この二匹は何を考えているのかわからないなあ。タガーはやっぱり笑っているように見えたんですが…(でも常に笑っている気もする)。
カーテンコールは一匹ずつ出てくるとこのマンゴジェリーに心の中で「マンゴー!」と喝采を送りつつ、いわゆるコマネチのポーズのタガーに息切れしそうになりつつ(笑いすぎ)、腕が痛くなるくらい拍手をして(翌日筋肉痛になったり)、自分でも驚くほどすんなり立ち上がっていて、気付いたら総スタンディングでした。タガーは一人で好き勝手に踊りまくって(←モンキーダンスに記憶がすっ飛びそうになりました)、その後もみんなで2回くらい出て来てくれましたよー。
猫が「役者さん」に戻るカーテンコールや握手は、嬉しいようでもありつつ、どちらかといえば少々寂しくもあったのですが、この日は役者さんたちにひたすらありがとうと言いたかったです。「行かないで」じゃなく「もっと礼を言わせてくれー!」の意味で拍手をしていました。身勝手な客だなあとも思いつつ。あああありがとうー!
それにしてもタガーというか芝氏はカーテンコールでも全然タガーですね。(笑)
握手から戻って全員集合のところ、マンカストラップが遅刻して大慌てでステージに滑り込んで、何食わぬ顔をして混ざっていたのですがお客さんに笑われて本人も照れ笑いを浮かべていました。マンカストラップとは違う顔に見えたから不思議。
帰り道、なんだか劇場を離れ難く近くのカフェで1時間くらいぼんやりしてから帰りました。次は月末に行きますー。キャストがどうなってるのか楽しみ…!
そういえば開演前の話ですが、どこからか小さいお子さんに「かわいいにゃんこちゃんが沢山出てくるのよ」と説明する親御さんの声が聞こえて来ました。「かわいいにゃんこちゃん」でタとかマとかの付くでかい雄猫ばかり思い浮かんでしまったのは何故だろう…。(笑)
#cats_s
2004年03月07日(日)