【感想】04/03/06 キャッツ「拍手1」
グリザベラ…佐和由梨
ジェリーロラム=グリドルボーン…鄭夢秋
ジェニエニドッツ…服部良子
ランペルティーザ…真鍋奈津美
ディミータ…林下友美
ボンバルリーナ…池田さやか
シラバブ…中出裕子
タントミール…工藤のぶ子
ジェミマ…王クン
ヴィクトリア…石川縁
カッサンドラ…大口朋子
オールドデュトロノミー…小林克人
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ…渋谷智也
マンカストラップ…趙宇
ラム・タム・タガー…芝清道
ミストフェリーズ…蔡暁強
マンゴジェリー…武藤寛
スキンブルシャンクス…鈴木涼太
コリコパット…虎尾信弘
ランパスキャット…百々義則
カーバケッティ…三宅克典
ギルバート…谷本充弘
マキャヴィティ…赤瀬賢二
タンブルブルータス…井水類
(敬称略・太字は初見のキャストさん)前回「キャストが変わるとこんなにも印象が違うんだ!」ということを知ってしまったので、今週入れ替わられたキャストさんが気になって観たくて観たくて仕方なくて試しに予約センターに電話をしてみたところセンターブロック8列目というとんでもない席が取れてしまったので(運を使い果たして帰りに事故ったりとかするんじゃないかと思った…)、吹雪の中、行って参りました!
高速道路が一部通行止めになっていたりしてちょっと心配でしたが、無事行けましたよー。私は仙台よりも寒いところに住んでいるのですが、それでも今日の仙台は命の危険を感じるほど寒かったです。風が強くて、体感温度はマイナス5度くらいあったんじゃないかと…。南方からいらっしゃる方は本当、冬装備をおすすめいたします。こっちは卒業式のころまで雪が降ります。
席は舞台が近くてスロープも近くて、始まる前から一人でものすごく緊張してしまって一番最初のドン!で凄いびっくりしました…。(笑)回っている舞台を観ながら、やっぱり泣きそうになりつつ、あ、あれって列車の材料なんだ!と今頃気付いたりして。
今帰って来たばかりで記憶の整理がまだ出来ていないので感想は明日書く事にして、ひとまず今日は寝ようと思うのですが、でもとりあえずひとことだけ!
芝清道氏のラム・タム・タガーはめちゃくちゃ格好良かったです!!

開演前、後ろの方から「ラムタムタガーっていう主役の猫がね」という会話が聞こえて来て、し、主役だっけ? と思っていたのですが、確かに今日の彼はある意味主役でした。はじめから注目して観ていたせいもあるんですが、ジェリクルソングでファーを付けていない状態でのあの存在感は一体…!
どこまでも奔放で余裕綽々、人をおちょくるような顔をして、色気と愛嬌と貫禄まであるおもしろかっこいいタガー。他の青年猫達よりも随分年上に見えました、というかそもそも青年猫じゃないのかもしれない(笑)。若者に混じっていても一番楽しそうで一番格好良くて一番遊んでるいい大人でした。マンカストラップがまとめ役なら、彼はもうちょっと上の方から見守りつつたまにひょいと降りて来てかき乱して行くほぐし役、といった感じ。私が猫の一員だったら「タガーさん」と呼んで親しみたいです。タガーさんパン買って来ました!とか一方的に。
あ、色気って書きましたがどちらかというともっとこうセクシュアルというかハラスメントというか、そのものズバリな感じでした。(どんなだよ)
総合すると「ラム・タム・タガー〜おもしろ猫」なんですが、きっとあいつは100歳過ぎてもあのまんまなんだろうなあ、と思うととても格好良いですよ。話は逸れますが彼も100年くらい生きたらオールドデュトロノミーのポストに就いたりするんでしょうか。タイヤの上でだらしなく寝っ転がってにやにやしながら舞踏会を見物したりするんでしょうか。客席から来ると思わせておいて空から登場したりとか。そんなジェリクルリーダーも良いなあ。
タガーナンバーの最初、「ちゃらちゃっちゃーちゃちゃらじゃんじゃん!(フッフッ)」って妙にハッスルした声が入ってて噴き出すかと思った…(笑)。歌はもう上手いとかどうとかいう話じゃなく、最初から評価なんて求めていないみたいに自由で気楽で、でも上手いんですが(←あたりまえ)。雌猫とも基本的に仲良さそうというか、むしろ全員仔猫にしか見えないというか(笑)囲まれて楽しそうで、ちょっとは気を持たせるみたいなあしらい方が非常に年季入ってる感じです。「きがむくときしか」でジェリーロラム(?)に顔を近付けて「きがむ・か・ぬ」で客席側に逸らした顔がとても笑顔でした。あと、肩だけでファーをブルブルッと震わせる仕草と、舌なめずりをしたりするのがいかがわしげです。(セクシーというには語弊が。いかがわしいのだよ…)
連れ去ったお嬢さんを席に連れ戻した後、頭を両手でわしっと掴んで額(?)に思い切りちゅーしてました。おっさん…それセクハラ…(思わず)
ラストの「ごむー」では、いやもう無理だから!とこっちが止めたくなるほど上まで行ってしまわれてました。遠慮がない…。雌猫のめろめろ率も高かったらしく、「ごむーよう」の前でランペルティーザが壊れて悲鳴が止まらなくなり、タガー自ら「…おい!」と突っ込んで止めてました。妙に人間臭くておかしかったです。おいって…(笑)。

↑この標準ポーズ(?)のマンカストラップがすごく好き。上手いこと描けないんですけども。
さて、ここからは流れを追いつつ。
この席はステージ上が目の高さくらいで、オーヴァチュアのタントミールが凄く綺麗に見えました。床に伸びた指が長くて白かった。タントミールってここの印象が強くてミステリアスで近付き難いイメージがあったんですが、通して見てると普通の可愛いお嬢さんですね。寝相も悪かった気が…(笑)。ミストフェリーズと仲良しなのも良いなあ。
ジェリクルソングは、誰が歌っているのかは大体わかるんですが、どこにいるかをいまいち把握してないので、スポットライトを追ってあちこちきょろきょろしてしまいました。2階からだと全部見えるんですけどね。席によってほんと見え方が違うなあ。ダンスは何気ないところの方が印象に残ってるみたいです。「かべをのぼる」のところとか。「ひくいパート たがいおとも」の後のアーに合わせて首を振るのとか好き。ミストフェリーズがうっとり酔いしれているのですよ(笑)。その後の、上のツェーまで出せるのか、「アー!」でびくっとする雄猫達も可愛い。私は猫を飼ったことがないんですが、猫をびっくりさせたらやっぱりあんな動きをするんでしょうか。四つ足歩行も凄く生々しく動物っぽいんですよね。肩胛骨の動きとか。
「プラティカルキャッツ しぶといキャッツ」のきびきびしたダンスも好き。あ、最後の「ひねくれキャッツ!」でボンバルリーナが客席を指差していて、その動きがすごく格好良かったです。ひねくれキャッツってタガーのことだと勝手に思ってたんですが、こっちなのか(笑)。
ネーミングオブキャッツ。「かおをあげて いきるために」で毎回ドキッとするのは何故だろう。「ナイフで切ってしまえそうな」もグッと来ます。言葉の選び方が本当にきれいだなあ。読解はあんまりできないんですけどね。「はるかなる天上の世界へ…!」のマンカストラップがこう、胸いっぱいというか、夢見るような声というか(笑)好きですここも。
ジェニエニドッツナンバーの最初、マンカストラップがミストフェリーズに固められてました。そうか、ミストフェリーズは手品師じゃなくて魔術師なんですね。いやー可愛いなあー。彼には「いたずら仔猫」とかそんな二つ名を付けたいです(やめなさい)。マンカストラップが歌っている間、オーブンの上でおばさんの手をかじってみたりしてました。それ食べ物じゃないよ…(笑)。それからマンカストラップの表情の変化が見えて楽しかったです。「ばつだー」まで「まったくしょうがない人だよ」みたいな顔で歌っているんですが、3ガールズに「いえー!」と遮られるとええっと拍子抜けしたような顔をするんですね。女性に弱そうだ…。
子守唄で眠り込んだランペルティーザを足でえいっと転がしてました。もしかして拗ねてるんでしょうか(笑)。片膝ついておばさんの衣装チェンジをする手早さがやはり何とも好きです。前がジッパーなんですねーあれ。おばさんは小柄でパワフル。声が高い!

タガーナンバー、つっぱり猫に気を取られつつもきょろきょろしてみたところ、シラバブがパンダの足下でぐっすりおやすみでした。うん、小さなお友達にはちょっと不可解なお兄さんかもね…。(笑)
グリザベラが姿を現すと、タガーが腕を上げてゆっくりそちらを指差すんですが、その仕草が「さあ、どうする?」ってまわりの猫達に問いかけているように見えたのです。でも今思い出すと全然違うような気もする…。見ろよグリザベラだ、とか言ってるような気もする。台詞がない分頭の中で勝手にアフレコされて聞こえてきますね。タガーってグリザベラをどう思っていたんだろう。それとも興味ないのかな。ないかも。
タイヤに凭れてグリザベラを見ているジェリーロラムの体のラインがしなやかでとても綺麗でした。グリザベラの前で両手を広げるマンカストラップは、腕で止めるんじゃなく胸を突き出して威嚇するんですね。あくまで手は出さないという意思のように見えて格好良いなあ。タンブルブルータスがおもむろに両手を差し伸べて、グリザベラが取ろうとしたところでさっと引っ込めるのが印象的というか、ちょっと意外でした。薄く意地悪い笑みを浮かべているように見えてときめいたー!(今気付いたんですが雄猫がたびたび微笑んでいるように見えるのは目尻と口角の上がったメイクのせいかも…。まあ、そう見えたということで)彼はどちらかと言えばダンディ猫(笑)だと思っていたんですが、もしかして見た目の割に若いのかしら、とか思ったりしました。
バストファージョーンズ(ガスとグロールタイガーもですが)の声がとても若々しかったです。ガスってかなり老猫だと思っていたのですが、今回はなんだかジョーンズさんと同じくらいに見えました。黒の毛並みがふさふさで健康で幸福そうなバストファージョーンズさん。「わ〜し〜は〜」とかなりゆったりめないかにも長そうな演説だったのですが、正座して聞くランパスキャットが一人わーっと拍手を送っていました。横のスキンブルに突っ込まれて、なんだよみんな拍手しようよーと両隣を煽るも相手にされず残念。「ごちそうを〜」でぱっと反応するミストフェリーズが可愛かったです。最初のお出迎えの時は「え、僕もやるの?」みたいな顔だったのにねえ。ミストフェリーズはこう、時折「?」という表情をするなあと思うのです。デフォルトの表情が微かに戸惑い顔?困り顔?に見えるのかも。お皿らしきものを持ったカーバケッティが膝で横歩きしてジェリーロラムとシラバブの元へ行ったのですが、いつのまにかジェリーロラムに尻尾でじゃらされてました。カーバケッティ、公式に「ニヒルで控えめ」って書いてあるんですね。ニヒルか…。
(つづく)
#cats_s
2004年03月06日(土)