【感想】04/02/21 キャッツ「再会2」

デュトロノミーナンバーはただただうっとり。階段の上で、両手を胸の前で回してから伸ばすタガーのご挨拶がとても好きです。タガーナンバーだけを見るとこの人どうしてこんなにモテるのかしらと思うのですが(失礼な)、この仕草と歌でああ、と思いました。余裕たっぷりに気持ち良さそうに歌うんですよねー。モテるよそれは…。つっぱり猫の口から「真と愛」なんて言葉が出てくると溶けそうになります。
マンカストラップも優しく力強い声。ほんとかっこいいよこの二匹。マンカストラップには「憧れる」、タガーには「惚れたぜ!」という感じです(笑)。
オールドデュトロノミーはここでは神々しく崇拝されているように見えるんですが、カーテンコールではのほーっとしたつぶらな瞳のおちゃめじじいですねえ。登場シーンは上からだと見えないんですが、スキンブルシャンクスが四足で後ろを付いて来るのが可愛かったです。
長老にわーっと駈け寄ろうとするランペルティーザとシラバブを捕まえて何か伝え、「さあ行けー」と放すマンカストラップは何を言ってたんでしょう。お行儀良くするんですよ、とか。(おとうさん…!)

ジェリクル舞踏会の台詞、CDで聞くタガーはリズムを崩す役だと思うのですが、福井氏のタガーは「たいようさんさんてるひには」での高まりをそのまま引き受けて「まったくなんにもしないのさあ!」なのですね。力いっぱいやる気まんまん。バルコニーで足ぶらぶらさせながら。あまのじゃくー。
ダンスセクションは言葉もないです。両手握り締めながら「これを観に来たんだよー!」とわくわくしたりどきどきしたり泣きそうになったりしてました。ムービー録画機能が欲しいです、自分に(笑)。
ペアで踊るマンカストラップが美しい…。ヴィクトリアをすごーく大事そうにリードするんですね。2階からでもその目を伏せた表情に来るものがありました。視力あってよかったー。

グリザベラ。あの澄んだ歌声を聴きながら、長老やみんなは何を思っているんだろうなあ。ここは、表情まではっきり見える席で観たいなと思うのです。


幸福の姿はマンゴジェリーとボンバルリーナ見てました。絵になる…。マンゴジェリーきれい…(雄猫ばっかり見ててすみません)。

ガスナンバーは、「そう シェイクスピアのしばいで」のところでジェリーロラムがふふっと笑うように歌うのに愛を感じました。「けなみはあれてやせほそり」でガスの肩を優しく撫でるのとかね。敬愛にも親愛にも慈愛にも同情にも母性にも、はたまた恋愛にも見える深ーい愛情が見え隠れして、もし私が男だったら彼女と結婚したいです(飛躍しすぎ)きれいでやさしいおねえさん。ガスはどこか遠くを見ているようで表情をあまり動かさないんですね。序盤の「おどろいてる かおをしてるぞ」では非常に凛々しいお姿なのですが、ジェリクルソングはやっぱりちょっと別次元なのかしら、とも思ったりしました。グリザベラも違いますしね。
上手の箱(?)の上で、頭が半分はみ出たアクロバティックな姿勢で寝ている雄猫がおかしかったのですが、誰だろう。

グロールタイガー変身はやはり見抜けませんでした。演出のなすがまま(笑)。前回、中身の判別できていなかったクリュー達をわくわくと見ていたのですが、仲良しでいいなあ。この船の日常を一本の作品で見てみたいですね。
せっせと舵輪を磨くミストフェリーズとか、つっ転がされるタガーとか、まだ2度目というのに「珍しいものを見た…」という気分でした。タガーのピンクのバンダナに耳(?)が収まりきれてないのも良い感じ。クリューは衣装も振り付けも可愛いですねー。胸の前で両手を合わせる動作とか、「つきのひかりにさそわれながら」で月を示すのとか、おそろいの動きが何ともほほえましいのです。グロールタイガーとも、あれはあれで仲良くやっていそう。
グリドルボーンとシャム猫軍の関係ってどうなんでしょう。シャム猫軍の手先でグロールタイガーをたぶらかしに来た雇われ美女、という感じなのかな? クリューがじゃーんとグロールタイガーを紹介するとグリドルボーンが卒倒し(顔が怖かったんだろうか…)、クリュー達が慌てて介抱、ちょっと「?」という顔のグロールタイガーに、ほっとけないよなあこの人、とクリューが思ったかどうかは分かりませんが私は思いました。グリドルボーンに対しても非常に不器用というか、見てらんないというか、純情すぎるというか(笑)。悪女もペースを乱されまくり途中で投げ出そうとする始末。しっぽを踏まれてじたばたするのが可愛い〜。無骨で純情一途な荒くれ海賊と百戦錬磨の悪女、もしグロールタイガーがどこかで生きていて、いつかまた会う事があったら、案外良い関係になれるんじゃないだろうかとか、思ってみたりしました。
ギルバート、「ホアチャー!」とヌンチャクをアピールするのに、ぽいと投げ出して剣で闘うんですねえ。(笑)
シャム猫軍服の旗振りもまた素敵でした。(余談ですが「旗を振る動作」が格好良いなあと一番最初に思ったのはディズニーシーのゲート付近のショーで、更に関係ないんですがシーの「アンコール!」のグリザベラ(?)は可愛かったです。あのコートの、薄汚れた白っぽい猫だった)

最後、ジェリーロラムがガスの背中にくっつくシーンは本気で泣けるよう〜。


ぐんにゃり寝ているところをタントミールに尻尾で叩き起こされマイペースに欠伸して伸びして毛並みを整えて敬礼ポーズでしゅっぱーつ。みんなの人気者スキンブルシャンクス。彼がいるとみんなが楽しい。彼はみんなの誇り。ムードメーカーって良いなあ。そして、ムードメーカーにはそれなりの計算高さや抜け目なさやパワーが必要なのね、と、彼を見ていると思います。でも自覚なくやっていそうな気もする…。
生きがいがあって、それを大好きと言える強さがみんなを巻き込む笑顔になるんだねえ。有無を言わさず、返さずにはいられないあの笑顔(笑)。やくざなマンカストラップは、おうおう!という感じでわめき散らしていました。やくざというより酔っ払いかもしれない(笑)ゴミ列車は上から見たら過程が全て見えて感動〜。タガーがちゃんと働いてるよ…!(そこか)
最後のほうで、雄猫が寝そべって踝をぱたぱたやるとこがめちゃくちゃ可愛いです。というかタガーとマキャヴィティに釘付け。このでかくて可愛い黄色い猫がもうすぐああなるのね…とそのギャップに大変ときめいておりました。

で、マキャヴィティ。やはり黄色時の面影がない…。近くで観たら分かるのかな? あの大暴れぶりは犯罪者というか、怪獣の域ですね。もしくは災害かもしれない(笑)。咆哮に鳥肌が立ちました。こわいよこの猫! でもギターに乗ってぐいーんと出てきてまた帰るところはちょっとお茶目な一面です。ディミータとボンバルリーナはどちらもオトナ声で格好良いお姐様でした。マンカストラップがマキャヴィティの消えた壁を叩いてしばらく張り付いて悔しそうにしているところ、ちょっと不思議そうにしているようにも見えて、彼は忘れたところで猫っぽい仕草をするのが愛らしいと思いました。舞台の惨状に気付くのが遅くてはらはらしますね。普段は頼れる格好良いリーダーだけど、本当にいざという時にはいまひとつなところがまた愛です。大きくて強くて優しくてたまにお茶目で、かつ放っておけない頼りなさもある。
素敵だー!マンカストラップー!
慌ててマキャヴィティを殴りかかる姿は喧嘩に慣れてないんだろうなあという感じに見えたのですが(ねこぱんち…)、よく考えたらあれは爪で引っ掻いているのかも。
倒れたマンカストラップを、ふいっと現れたタガーがフォローしていくのも良いですね。(働くのはミストフェリーズですが)

ミストフェリーズとタガーは、マキャヴィティから身を隠しながら、裏で「いいとこ見せようぜ」みたいなやりとりがあったように思えてなりません。根拠ないのに「お前にならできる」とか言ってそうだ。自信がないミストフェリーズになんとかなるさって背中をどーんと押す(というかむしろ蹴る)兄貴タガー、のような構図が頭に浮かびました。(でも長老救出にかこつけて自分がマジック見たかっただけのような気もする…)。
相変わらずタガーはハイテンションでした。「マジカルミスター」の部分を高く歌うところが、テンション上がりすぎで声まで上がったみたいな感じでした。この高音アレンジ好きです〜。ごむーでも思いましたが高い声が本当に綺麗。マジックのアシスタントが選ばれるシーンでは、タガーは上記イラストのような愉快なポーズで自分をアピールしていました。雄猫に対するアピールはそれじゃないと思うんですがこの人ミストフェリーズを何だと思ってるんだろう…。(笑)
(長くなったのでつづく。ミストフェリーズは書きたいことがありすぎてまとまりません)


何処だったのか記憶がちょっと曖昧なのですが(スキンブルナンバーの前かな…?)、上の仕草は悩殺ものでした。
しかしあからさまにタッチを模索しながら描いてますねわたし…。

マジックの最後、布を取ってから背を向ける仕草は、「失敗だったらどうしよう…」というドキドキと不安さが全身から迸っていて、ああ〜そうだったのねミストー!と目頭が熱くなりました(坂本氏の時はマジシャンとしての演出に見えたのです。演じる方によって本当に印象が違いますね。そしてどっちも好き〜)。それまではダンスの中心にいたり猫らしい気まぐれな素振りが目に付いたりで割と食えないお子様的な印象があったもので、それがもういきなり可愛くてどうしようかと思った…。成功するとまるで思ってないみたいに自分から振り向こうとしないし、布がまたでかいのでぎゅーっと抱き締めてるように見えるし、後ろで歌うタガーは良い声だし、大丈夫だったよって手を添えるマンカストラップは優しいし、デュトロノミー救出よりもマジック成功をお祝いしたい気分でした(笑)。やったよミストフェリーズ! おめでとうミストフェリーズ! 彼がマジックが成功したと知った時、まわりの空気ごとぱあっと華やいで見えました。二階からなんでそんなに見えるんだって自分に突っ込みたくなるくらい体全体から表情が見えるんですよね。
タガーと腕を組んでスキップ(スキップ…)してくるところとか、そこにマンカストラップも加わって兄二人(笑)に挟まれてる姿とかも可愛かったー。きっとこのミストフェリーズは仮に身長が180センチあっても可愛いと思う…。

ここから先は相当煮えた頭で観てしまったのですが。
グリザベラを迎えるシーンで、マンカストラップは微笑んで(…いるように見えたんですが遠目だし錯覚かもしれない。でもそう見えたので)両手を広げますが、彼はいままで仲間を守るのと同時にグリザベラを守っていたのかもねえ。もう大丈夫だよって言っているみたいに見えたのです。
でも今度観た時は違う風に見えるかもしれない…。グリザベラの登場シーンはどこも解釈が難しく、何度も見れば分かってくるものなのか、答のあるものなのかどうかも分からないんですが、猫達がどんな思いでいるのかすごく知りたい。猫だから人間には理解できない部分もあるのかもしれないけども。
グリザベラの手を順に取って渡して行くシーンは、猫が密集してるのでかなり目を凝らしても判別が難しいのですが(ここも前の方で観たい〜)、一番てっぺんにいるタガーがグリザベラの顔を見ながらやっぱり微笑んでいるように見えて(錯覚かも以下略)、照明効果のせいもあってかなりうっとりしてしまいました。
あ、あんたかっこいいよ…!
左右の奥に立つマンカストラップとタガー(右大臣左大臣と心の中で呼んでいた)は同じ振りなのにお互い個性が出てますね。タガーはちょっと気取ってるかんじ。二人とも立ち姿が格好良いなあー。

まとめ。
◆今日のミストフェリーズは仔猫のようでした。思わずシラバブと比較してしまうほどに…(笑)。シラバブがあまり子供子供していなかったからかも。
◆マンカストラップは思った以上に踊る猫だったことに気付きました。踊るリーダーは男前度が上がりますね。というか素敵すぎる…。
◆カーテンコールの最後でタガーがファーを煽った後に拳を振ってライトを消すアクションが、光をもぎ取る!という感じで格好良かったです。ヒューという声とか口笛とかが下から聞こえた…私もやりたかったけど上は静かだったよ…。(笑)
◆でも、もしひとつだけ名前を叫んで良いよと言われたら「マンゴー!」と叫ぶような気がする。一匹だけ猫を飼って良いよと言われたら「ミストフェリーズ」と名付ける気がします。

次は3月末の予定ですが、今週変更したキャストが気になってしょうがない。うー。
#cats_s 2004年02月23日(月)