【感想】04/02/21 キャッツ「再会1」
グリザベラ…佐和由梨
ジェリーロラム=グリドルボーン…木村花代
ジェニエニドッツ…礒津ひろみ
ランペルティーザ…真鍋奈津美
ディミータ…林下友美
ボンバルリーナ…池田さやか
シラバブ…中出裕子
タントミール…工藤のぶ子
ジェミマ…王クン
ヴィクトリア…大月悠
カッサンドラ…大口朋子
オールドデュトロノミー…小林克人
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ…村俊英
マンカストラップ…趙宇
ラム・タム・タガー…福井晶一
ミストフェリーズ…蔡暁強
マンゴジェリー…武藤寛
スキンブルシャンクス…岩城雄太
コリコパット…虎尾信弘
ランパスキャット…百々義則
カーバケッティ…三宅克典
ギルバート…谷本充弘
マキャヴィティ 赤瀬賢二
タンブルブルータス…井水類
(敬称略・太字は前回からの変更キャストさん)さて、待ちに待った二度目です。前日からドキドキして眠れず、休日なのにすごく早起きしてしまいました…(小学生か)。
1階上手後方の席を取っていたのですが、すこし早めに着いたのでチケット売り場を覗いたら当日券分が結構空いていて、ちょっと上の方から観て見たいなとも思っていたので、急遽仙台の知人を呼び出してチケットを譲り、私は2階最前上手の通路側に取り直しました。横が6席全部空席で、右は通路、左はすこーんと無人でちょっと寂しいような気もしましたが、悠々と観劇させて頂きました。(ちなみに知人の方は、ランパスキャットとにらめっこできて喜んでいたようです)
2階席、良いですね!
思ったほど遠くもなく、舞台はもちろんスロープもバルコニーもグリドルボーンの部屋も全てが見渡せて、かなり期待以上でした。「あれはああなっていたのか!」という発見がたくさんありましたよー。
初見の後、CDを聴いたり原作を読んだりしていましたが、開演して照明が落ちて「ドン!」から始まるオーヴァーチュアの冒頭のあたりで、「ああ、この音だ、聴きたかったのは」と思って涙が出そうになりました。(早いよ)
会いたかったよー!!
一匹、二匹とどこからともなく舞台に現れる猫の動きがとてもしなやかで生々しく、この猫達がこれから歌ったり踊ったりするというのがとても不思議な感じでした。他のシーンでもそうですが、猫がどこから出てきているのか、なんとなーくはわかるんですが、でもやっぱり一瞬目を逸らすといつのまにか居たり、逆に居なくなっていたりするので、狐につままれたというか猫につままれたような(笑)気分になります。
目チカはミストフェリーズが来ました。小動物のような素早さで側の通路に現れて、光る目でじっとこっちを見て、またヒュッと居なくなりました。小柄ですばしっこいミストフェリーズでどきどきしました。本日の注目猫その1です。

↑何もかも間違っているものを描いてすみません…。
ジェリクルソングがとても楽しみでした。今回はどの猫がどこを歌うのかを覚えていたので、姿と声を一致させて観られるのが嬉しかったんです。
もう見知らぬ猫じゃないんだー!
ジェリクルソング〜ネーミングオブキャッツは、一匹一匹の猫に挨拶をしているような、「おひさしぶり」と手を振りたいような気分で観ていました。
グリザベラは全然違う姿なんですねー。ディミータに似たシルエットの赤っぽい猫。
「だまったまま たえてつよく」のラム・タム・タガーはファーとベルトが無いんですね。でも豹柄と大きな体と耳(?)はやっぱり目立ちました。
シラバブはすらりとしていてちょっと大人っぽい印象です。
そして、ここでマキャヴィティを見つけるのが密かな目標でした。前回観劇の帰り道、「バストファージョンズは普段は居ないよね(そりゃそうだ)、ところでマキャヴィティも居ないよね…?」という会話をしていたんですが、どうやら彼はちゃんと居るようなので、今日は注目してみようと思っていたんです。
で、居ました…。
「するどいはな きびしいめが」と歌うでかくて黄色い猫が。上を向いた耳と白いお腹が印象的でした。というか、あ、あれマキャヴィティなの!?(動揺)
体の大きさはともかく、顔の横の毛がちょっとふわふわで遠目にも雄猫の中ではかなり愛らしい容姿に見えたのですが、彼が犬をも引き裂くナポレオンオブクライムなのでしょうか。それとも別の猫なのかな、とも考えましたが、マキャヴィティナンバーの「時には装う神様の姿」「あなたの側に潜んでいるぞ」という歌詞を考えると同一猫の方が面白いかなと思ったりしました。
ギルバートの空中ブランコを押していたのも彼でしょうか? ちょっとお父さんっぽかった(笑)
ネーミングオブキャッツではタンブルブルータスが近くにおりました。通路までは出て来ずに、客席をじっと見ながら壁沿いを這っていたんですが、低くぼそぼそと囁くような声と、シャープで端正な容姿にうっとり。美猫だ…! 下手側ではマンゴジェリーが手すりに乗り上げてお客さんを見下ろしていました。落ちたらどうしよう〜とちょっとはらはら。でも彼なら猫着地ができてしまいそうですね。すたっ!しーっ!という感じで(笑)

ジェニエニドッツナンバー。前回の席はオーブンがよく見えなかったのですが、今回はちゃんと観察できました。オーブンの上に乗ったミストフェリーズがつま先でトンとやるとオーブン開いておばさん登場。マンカストラップが歌い出した後は寝そべって中のおばさんを覗き込んだりつついたりしてじゃれてました。かわいい…。
マンカストラップの「ばつだー」はやっぱりちょっと楽しそう。その分「いえー!」が引き立ちますね。リーダーの言葉に反抗するのでなく、「知らないんでしょう、きいてきいて!」みたいな誇らしげな笑顔で歌う3ガールズがとても素敵です。最後はバンザイとまで言わせてしまう、女性強し!な歌ですね。男性の知らない女性の魅力を女性の目線で紹介するというのは、同じ女性としてとてもいいなあ、と思うのです。
子守歌でふにゃーっとなるねずみも可愛かった〜。おばさんの衣装のせいでとても小さく見えます。
ささっと後ろに回っておばさんのコートを脱がせるマンカストラップはとても手際よく、補助に回るリーダーもまた良いなあと思いました。
ゴキブリは上から見るとさらにリアルでした、あの黒光りする背中…。でも立ち上がると可愛いのです。タップ本当に楽しい。マンカストラップとミストフェリーズが加わって一緒になって踊るのも可愛いなあ。ゴキブリに跳ね飛ばされた二匹はずるーっとスロープを落ち、何故か這い上がれずにもがいてました。腹這いで登ってはずり落ちるミストフェリーズ、あのポーズには見覚えがあるぞ、そうだ、曙だ。(余談すぎ)
ジェニエニドッツは「ハイ!ハイ!」と声を張り上げとてもパワフルで若々しい印象。最後も「ありがとーみなさーん!!」と高らかに響かせていました。おばさん最高!
ゴキブリ、中の猫は判別できなかったんですが、列を離れてボーっとしてるのがいたなあ。頬毛がスキンブルっぽく見えたんですが、誰だったのかしら。
続けて書いてしまいます、タガーナンバー。
空がスターンと開いてつっぱり猫登場。あ、あそこが開くのか!忍者みたい…!(笑)前回観た時ほど腰の振りが激しくなかったので、そこに気を取られずにじっくり歌を聴けました。美声ですね〜。かなり自由奔放に歌っているのに、よく響いてよく伸びる声は聴いていて本当に気持ちよかったです。最後の「ごむー」は高音が二段階ですが、まーだまだ何処までも出そうな余裕のある声でした。ずっと聴いていたかったー。
「なかにいるときゃでたくなる」と「とじこめられるとつきやぶる」の飛び出してくる仕草がやんちゃっぽくて好きです。やんちゃな大人。(セクシーからはますます遠く…)
周りの雄猫やシラバブも観察したいと思いつつ結局タガーを凝視していてしまったのですが、マンカストラップが階段に凭れてくつろいでいるのは見ました。大騒ぎの舞台を足組んでゆったり鑑賞するリーダー。彼の目にはほほえましい光景に映っているのでしょうか。タガーを眺めてリラックス、というのは流石にないと思うので、雌猫を見守っているのかな。

↑初見の時、記憶のみを頼りに誰なのかわからないまま描きましたが、マンゴジェリーだったようです。間違っててすみません…(そればっか)
グリザベラはのびやかで美しい歌声でした。老いておちぶれても現役時代の面影をまだ残している感じ。そして両手を広げて仲間をかばうマンカストラップを見ながら、このひとは自分の意思よりも先に仲間の秩序を思ってるんだろうなあとか考えていました。体を大きく見せる動作が格好良いですねー。
バストファージョーンズナンバーでは、スキンブルシャンクスを観察するぞ、と頑張ってみましたが、見たいところが多すぎてやはりあちこちに視線が彷徨っていました。なにしろバストファージョーンズさんが可愛い。「それがわしのいきかたなのさ」ってすごく素敵だと思うのですよ。
で、スキンブルシャンクスは、額が膝に付くほど深くお辞儀をして大人物を迎えたあと、後ろで「あー終わった」という感じで両腕を伸ばしていました。早いよ!(笑)媚びる仕草は人一倍だし、ごちそうの場面では早々に満腹して腹さすってるし、このひと結構抜け目無い。それでも卑屈に見えないところが魅力ですね。さわやか!
ごちそうってみんな何食べてるんでしょう。何もないのに「なんだかよくわからないけどおいしそうなもの」に見えるのが凄いなあ。
あ、それから、演説を聞くランパスキャットがとても綺麗な正座でした。両手はそろえて背筋はまっすぐ。正座する猫っておもしろい。(笑)
「キャハハッ」「シーッ!」でマンゴジェリーとランペルティーザ登場。前回はマキャヴィティでびっくりした分、一息つくような心地で観ていたのですが、今日は一生懸命鑑賞しました。コミカルで楽しい歌とダンス、だけどよく見れば見るほどさりげなく大変なことをしてるんですね…。あれだけの動きをしながら歌は少しも乱れないのが凄い〜。ランペルティーザがちっちゃくて、二匹の身長差が大変可愛らしいです。ランペルティーザが一枚上手なのがまた良い。マンゴジェリーが突き飛ばされてこけて跳ね起きて(しなやか!)ランペルティーザに「シーッ!」とやるのとか、「マンゴジェリと」で自分を指差す仕草も弱そうで良いです(笑)。このナンバーでは愉快な奴ですが、ネーミングオブキャッツや幸福の姿などで真顔の時はすらりとしてしなやかできれいな猫だなあと思いました。好きー。
(つづく)
#cats_s
2004年02月22日(日)