【感想】04/01/24 キャッツ「仙台」
グリザベラ…範衛華
ジェリーロラム=グリドルボーン…木村花代
ジェニエニドッツ…服部良子
ランペルティーザ…谷内愛
ディミータ…増本藍
ボンバルリーナ…池田さやか
シラバブ…中村友里子
タントミール…工藤のぶ子
ジェミマ…王クン
ヴィクトリア…佐藤匡子
カッサンドラ…大口朋子
オールドデュトロノミー…小林克人
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ…村俊英
マンカストラップ…趙宇
ラム・タム・タガー…福井晶一
ミストフェリーズ…坂本登喜彦
マンゴジェリー…武藤寛
スキンブルシャンクス…岩城雄太
コリコパット…徐元博
ランパスキャット…幸田亮一
カーバケッティ…三宅克典
ギルバート…谷本充弘
マキャヴィティ…赤瀬賢二
タンブルブルータス井水類
(敬称略)


秋に仙台の友人に誘われて、そうね一生に一度くらい舞台というものを見てみるのも良いよね、と思ってついて行ったのがはじまりです。本当に文化方面に疎く(いえ…多方面に渡って疎いですが…)本も読まなければ音楽も聴かない、もちろんミュージカルなんて手の届かない世界だと思っていました。

ところが手が届いてしまうですねジェリクルキャッツ。(意味違)

7列目くらいの下手の端の方で見てたんですが、猫がものすっごい近くにいるのね。ほんと自然に「猫の世界にうっかり迷い込んだ人間」気分でした。前情報を全く入れず白紙の状態で観に行ったのでいろいろびっくりした…。
とにかく圧倒されっぱなしでしたので、順を追っての感想は書けませんが、思い出しつつ書いてみたいと思います。


帰ってから、忘れないうちに絵にしてみよう、と思ってがりがりと落書しました。なんだか鉛筆じゃ全然描けなくてフォトショップにいきなり描いた。
メインビジュアルを見ながら描いたので坂本さんのお顔じゃないですね。

ミストフェリーズが大人しくて小さくて可愛い猫だとはCDの歌詞カードではじめて知りました。最初の印象では、硬質で淡々とした妖しい魅力のある道化。マジック時は動きがきびきびしていて無表情に見えたので(回転終了後に息を切らせながらも無表情…)仕事熱心なマジック猫かなと。電飾ベストも仕事のうち(笑)

でも、CDを聞いているうちにやっぱり大人しくて可愛くて小さく思えてきました。

ミストナンバーは、タガーがほんと得意げで楽しげで、彼はマジックが好きなのかマジック猫が好きなのか、ともかく、図体のでかい人が「俺!俺!」と自分をアピールしているのが可愛くてたまらなかった。
そしてすぱっと無視するミストフェリーズ。クールです。


可愛くて可愛くて目が離せなかったシラバブ。でもタガーからも目が離せなかったのできっとたくさん見逃している。早くまた見たいー!(この二匹を追うのでいっぱいいっぱいでした…)
ぺたんと床に座る姿とか、ゴミに興味を持ってマンカストラップに「だめだよ」と頭ぽんぽんされてるのとか、ベッドになりたがらないタガーを叩くとことか、そしてなによりも最後にグリザベラの手を取って頬擦りするシーンは表情まで目に焼き付いています。生後3ヶ月だそうですが、赤ちゃんとも少女とも違う、無垢な魂そのもの、みたいな感じです。

そういえばどの猫さんもあまり年齢も雄雌も意識しないなあ。色々超越したそういう生き物、というか。

手を伸ばせば握手できる席だったんですが、近くで見たらもうあんまり可愛くて動揺して手を出せませんでした。(…笑)


スキンブルシャンクス。タガーが雌猫にモテモテなら彼は人間にモテモテ。人間から見たらもう食べちゃいたいような悩殺猫なんじゃないかと勝手に思っています(笑)。人間に飼われ(?)て可愛がられているんだろうけど、猫的には「ぼくがみはりやく」と思ってるんですね。我が物顔した動物って可愛いです。夜行列車の乗客乗員のアイドル、だけど猫達にとってはある意味ヒーローなんじゃないかとこれまた勝手に思っています。あいつ人間よりすごいんだぜ、みたいな。

スキンブルナンバーがすごく気に入ってしまって、この曲だけオリジナルキャスト盤とロングランキャスト盤を交互リピートして聴いたりしていたので、もう舞台とCDの記憶がごっちゃになっているんですが、ぴしーっとした敬礼ポーズが印象的でした。あと、ゴミ列車は感動しましたよー。猫の動きが素早すぎて、なんだなんだと思っているうちにそこにもう列車があって、しかも動いてるし蒸気も噴くし歌は素敵だしで「おおおお」と目が回りそうでした。その場で巻き戻してもう一度落ち着いて見たかったです。
「おとなしくあいそわらい」のやくざなマンカストラップも良いですね。頭を掻いてへこへこしながら顔もにやけていた(ように見えた)。


マンカストラップの第一印象は、穏やかめで控えめなリーダー。だったので↑なんだかこんな顔になってしまいましたが。兄貴分、というよりはなんだか学級委員みたいな感じだなと思いました。すてきな上級生とか。
シルエットが格好良いです。描くのは難しい。
マキャビティと闘ってやられた後に舌を出して傷を舐めていて、ああやっぱり猫なんだーと改めて思いました。

どの猫もそうですが、「猫モード」と「人モード」がありますね。ジェリクルキャッツは人の姿も取れる不思議猫なのかなと思ったりもするし、ごく普通の猫の人間が知らない部分なのかと思ったりもします。「ねこはもとめるのだ」という歌から考えると後者でしょうか。普通猫代表チーム「ジェリクルキャッツ」。
不思議猫が月の夜にへんしーん!でも良いですけどね(笑)


ラム・タム・タガー。カツアゲをしているわけではありません。(笑)
いろんな意味で衝撃的な方でした。初めてのミュージカルで、それまで「ミュージカル」という言葉に勝手に抱いていたいいかげんなイメージや何やらをすぱーんと吹き飛ばしてくれたのが彼とタガーナンバー。
「こういうのもアリなのか!」と「ところでこいつはアリなのか!?」と(豹柄…)。3列前くらいのお姉さんが連れ去られていったのですが(進行方向に居たのでぎゃーでかい猫が走って来たー!と動揺してました)、膝の荷物をガッと奪ってバッと隣に置いて腕を掴んで強引に舞台に上げて高速にぐるぐる回してました。踊るでなくひたすら回る。口説いてるんじゃなく、女の子をからかって遊んで、いやむしろ女の子で遊んでいたような。「ガッ」とか「バッ」とかいう擬音が似合いますね。腰もガンガン回ってましたが、セクシーというよりは、「さあ見ろ!」「キャー」みたいな(すいません)。
力強い動作と大きな体で非常に格好良く、男らしいを通り越してアニキ!という印象です。「さわりたくてもさわらせない」と歌うけれど、あの素晴らしい太腿(どこを見ている)とふかふかのファーは確かにさわりたいです。(すいません)

デュトロノミーのナンバーでは、さっきまで腰振ってた人が長老に手を差し伸べてとうとうと歌うので、気まぐれなのかもしれないけど、いいやつだなと思いました。いいひとじゃなくいいやつ。ツッパリがお世話になった先生の前では素直になってしまうような(笑)。ひねくれててわがままで変わり者だけどいいやつだよ、と思われていそうです。

「ラム・タム・タガーが好き」というのは何故だか無性に気恥ずかしい気がするのですが、だいすきです、はい。


本文とは関係ありませんが、数日のうちにすっかり縮んでしまったミストフェリーズとあほづらのラム・タム・タガーさん。(←これが描きたかったらしい)

今週末に2度目の観劇があるので今からそわそわしています。うしろの端のほうで一人で観てきます。
そわそわしつつ、1/24感想ラスト。思い出せる限りの覚え書きを。

◆キャッツって楽しい!と最初に思わせてくれたのはジェニエニドッツのナンバー。マンカストラップの「ばつだー」が高らかでした。てきびしいリーダー。
◆バストファージョンズが転がって足をぱたぱたさせるのが可愛かったです。好かれてるのかいないのかよくわからなかったんですが、男前だと思います。
◆幕間、誰なのか分からなかったんですが、雄猫がいつのまにか近くに居て(赤い頭だったのでマンゴジェリーかな?)、どこか一点を見つめてじっとしてる姿があまりにもリアルに猫で正直怖かったです。役者さんて凄いなあ。
◆ふわふわでキュートでチャーミングなグリドールボーンに心奪われ〜(私が)怒ったり拗ねたり媚びたり。悪女というより小悪魔ちゃんな感じ。
◆さらにこわいよマキャヴィティ!猫なのに…(笑)
◆グリザベラの「おねがい あたしにさわって」は、胸のいちばん深いところから吐き出すような、すごい言葉ですね。「すごい言葉」としか表現できないのが歯がゆいですが、好きというか、すごい。
◆猫からのごあいさつの「いかがです みなさん」で、ふと現実に引き戻されたようでした。ああそうだこれミュージカルだっけ、と。
◆カーテンコールのラインダンスが楽しかったです。タガーの足が重そうでどきどきしました(失礼な)。後ろ向いてファーをばばばばばっと煽るやつも好き。
#cats_s 2004年02月15日(日)